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2009年12月 アーカイブ

2009年12月02日

出会い

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やっぱりまだ仕事モードになれず

堕落した一日を過ごしているぐり~ん♪です、ナマステ。



今回のヒマラヤ登山は

初のヒマラヤを単独で登る事を目標にし無事にその目標を達成したのですが

ちょっと自分に納得できていない部分もあります。



その辺は山行記に詳しく書こうと思っているのですが

現在ナマケモノモードに入っているので山行記はもうしばらくお待ちください(;´д`)



そんなこんなで山のほうは100%満足かと問われると

決してそうではないと答える自分がいるのですが

この旅の中でたくさんの人達に出会えたことにはとても満足しています。



旅が始まったばかりの頃は

言葉の壁を感じて現地の人とも山に来ている欧米人ともあまり会話をしなかったのですが

旅の中盤からは、「えーーい!当たって砕けろだ!」と

カタコトの英語やネパール語で話しかけまくり

たくさんの人と友達になれました。



とくに子供たちとの出会いは今も僕の心をポカポカと暖めてくれています。



言葉なんて通じ合わなくても一緒に走り回ったり

持っていった風船で遊んだり

言葉を教えてもらったり

たくさんの思い出をもらう事ができました。



旅ってそこに行くことより

そこにいる人たちと巡り合えることの方が楽しいなぁと思います。



これからも何度もヒマラヤに行くことになると思うけど

どんな出会いが待っているのか今から楽しみです。




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2009年12月03日

本物とニセモノと

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それなりにネパール語を勉強して行ったのに
実は山岳民族はネパール語ではなく
チベット語に近いシェルパ語を使っていてトホホだったぐり~ん♪です、タシデレ。

ちなみに「タシデレ」とはシェルパ族の挨拶のようなもので
ネパール語一番人気の「ナマステ」に近い言葉で
「こんにちは」や「おはよう」や「さよなら」の意味にあたります。

ただ、実際は「タシデレ」も「ナマステ」も挨拶というよりは
もう少し宗教的な意味合いが濃いそうです。


そんなこんなで
日本と違って宗教というものが生活に密着しているネパールを旅してきたワケですが
その旅の途中でマンダラを買ってしまいました。

この絵がマンダラなのかタンカと呼ばれるものなのかは
宗教に不勉強な僕にはよく分からないのですが
芸術的にスゲーと思いネパールでの生活費用から考えると
ちょっと目から$マークが飛び出てアメリカンクラッカー状態になりそうな金額でしたが
清水の舞台から飛び降りるというか
スワヤンブナートから飛び降りる気持ちで購入してきました。


昨日ようやく額装できたのですが
額に入れるとやっぱりイイ感じです。

ネパールで曼荼羅を手に入れた人の多くは
「この絵に導かれて気が付いたら買っていた」
なんて神がかり的なセリフをよく言うそうですが
僕の場合はこの絵に導かれたというより
「客引きに捕まって気が付いたら買っていた」
という感じです(;´д`)

と、言ってもその辺のお土産屋さんで買ったわけではなく
ちゃんとした仏画屋さんで購入しました。

店のご主人にお土産用の曼陀羅と本物の曼荼羅を見せてもらったのですが
使っている絵の具(本物は岩絵の具や24金を使用)も違うし細かいタッチもまったく違ったので

「おお、コレはスゴイ!
この絵を部屋に飾るだけで仕事でガッポガッポ儲けて
女子にモテまくって、宝くじが当たるんだ!」
と思い購入してきました(煩悩全開)



ネパールの旅は
様々なモノの本物とニセモノの見分け方を教えてもらう旅でもありました。

曼荼羅の他には
カシミア100%と書かれているものが
本物かニセモノかを見分ける方法なんかも教えてもらいました。

ちなみに本物のカシミアは服やショールなどでも
女性用の小さな指輪をスルスルっと中をすり抜け
抜けた後もシワができません。

その方法を試すため普段は指輪を付けない僕ですが
さっそくカトマンズでシルバーの指輪を購入し
生地屋さんへ行って本物のカシミアのショールを安く手に入れることができました。


ただ、残念だったのはカシミアは本物でしたが
チェック用に買ったシルバーの指輪は思いっきりメッキのニセモノでした(;´д`)

あと、石像と思って買った仏像がプラスチックだったり(;´д`)


やっぱ、ネパールあなどれんわ(;´д`)


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2009年12月10日

疑惑の登頂

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登頂証明書を額に入れてみました。



単独行で登った場合

登頂したかどうかを証明できる第三者がいないので

登頂証明書は発行できないかもしれないと言われていましたが

山頂で撮った写真が証拠になるとの事で発行していただくことができました。



登頂証明書なんて発行してもらえなくても

登頂できたかどうかは自分でわかってるんだから

別にそんなものなくてもいいやと思っていたけど

もらってみるとやっぱり嬉しかったです(喜)





それはいいのですが

ベースキャンプまでのキャラバンを共にした僕のガイドさんですが

下山直後に「登ったよ!」とハイタッチした時は僕の登頂を喜んでいたのですが

翌日に別の隊の人と僕のガイドが話をしているのに聞き耳を立ててみると

「アイツたぶん登ってないよ的」な話をしてたんです。





(;´д`)





隊長の登頂やん!素直に信じようよ・・・。





そのまま「アイツ登ってない系」の話をされるのもシャクだったので

デジカメのモニタで山頂での写真や動画を見せると信じてくれました。





つーか、山頂での写真を見た瞬間、ガイドさんめちゃめちゃ驚いてました。





本当に信じてなかったのね(;´д`)





ちなみにそのガイドさんですが

過去に日本隊と一緒にメラピークを目指したらしいのですが

ハイキャンプで高山病にかかり登頂できなかったそうです・・・。



そりゃそんな過去があったら

僕みたいなヒマラヤ初挑戦の素人が単独で登ったって言っても信じられないか・・・。





ちなみに彼の人生での最高到達地点は

その時のハイキャンプまででそれ以上の標高には行ったことがないそうです。





そのガイドさんなんですが

ほぼすべての面でどうしようもないくらいダメなガイドだったのですが

そのお話はまた後日。





アイツ、キャラバン中に見える8000m峰の山の名前も知らなかったもんな・・・(;´д`)



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2009年12月24日

降りておいで

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友達が八ヶ岳から降りてこない。


彼女に降りかかった現実は僕だって理解している。
だけど、そうやって頭では現実を理解し受け止めても
心はやはり奇跡を求めている。


あれは5年半前。
みんなで雪の蛇谷ヶ峰に登った時に彼女も参加してきた。

登山を始めたばかりの彼女は雪の上をたどたどしく歩きながら山頂を踏んだ。


その山行の後すぐに、彼女は地元の山岳会に入った。

半年後に再会した時はまだ岩場が怖いと言っていたが
その後メキメキと力を付け
気が付けば積雪期の白馬岳主稜を単独で
しかも日帰りでこなすほどになっていた。

”山の雑文”で書いた「僕の師」と言う文章にも彼女の事に少し触れているけど
僕よりも2年遅く山を始めたのに
一瞬で僕を追い抜いていった彼女の技術力と成長力に僕は少し嫉妬し
そして勝手にライバルだと思っていた。

そして、彼女に負けたくないという思いが
「独学・単独」という世界へのこだわりを僕に持たすきっかけとなった。

彼女がいなければ
一人でヒマラヤへ行くこともなかっただろう。



たかちゃん。

たかちゃんが今、寒さを感じているか
もう寒さを感じないのかは分からないよ。

心と頭が違う答えを導き出して混乱してるよ。

明日は「奇跡」には不自由しないクリスマスイブだよ。

みんな待ってるからもう降りておいでよ。



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 撮影者:ぐり~ん♪

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 山行記を書かなかった山行の写真を載せたり、日々の生活や旅の途中での一枚を載せていく予定です。
 マメに更新するようなコンテンツがなかったためこういう場を作ってみました。

 っていうか新しいカメラを買ったのでイチビってるだけです(;´д`)

 あと、基本的に打たれ弱いのでコメント欄とかはないです。

 こましなカメラを買ったばかりの素人が、それなりの写真を撮れるようになるまでの努力を晒し続けるためのブログです。

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