久しぶりに二上山へ行ってきました。
山頂に着くと、ベンチにおじいさんが座っていました。
おじいさんに「隣に座ってもいいですか?」と声をかけると
おじいさんは「どうぞ、どうぞ」と優しい笑顔で
僕が座るスペースを作ってくれました。
「いつも登っているんですか?」 と聞くと
「雨の日以外は登ってるよ」とさっきと同じ優しい笑顔で答えてくれました。
おじいさんは山の話をたくさん聞かせてくれました。
するとなんとなんと
おじいさんは若かりし頃岩登りをやっていたらしく
1960年代には谷川岳や北アの滝谷で
いくつかの初登記録を打ち立てたこともあるということでした。
しかも、往年の名クライマーの
小西政継さんや星野隆男さんともザイルを結んだ事があるそうで
小西さんの山での失敗談なども話してくれました(笑)
海外遠征もこれまでに7回の経験があり
ヨーロッパアルプスに3回、ヒマラヤに4回登られたそうです。
おじいさんの言葉で一番印象的だったのは
「僕は何度も高所登山や厳冬期の登攀をしてきたけれど
凍傷で指を一本も失うことなく
五体満足で今日まで生き延びたことが唯一の自慢なんだよ。」
という言葉でした。
僕は自分の生まれていなかった1960年代の熱い男たちの山岳史が大好きで
特に小西政継さんの書籍はほとんど読んでいます。
だから、おじいさんの名前を聞いていれば
もしかしたら名前を知っている人だったかもしれないのに
ついつい話に夢中になってしまって
名前を聞き忘れたことを本当に後悔しています。
でも、この日記は全部作り話なので後悔なんてしてないっす。
おわり。
4月1日 記
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こましなカメラを買ったばかりの素人が、それなりの写真を撮れるようになるまでの努力を晒し続けるためのブログです。