生と死の境界線
死を意識せずに生きてゆける毎日。
生きるために食す動物達の肉はパックに入れられ
まるでそれらが有機物ですらなかったかのように店頭に並ぶ。
街を歩いていてもそこには死の香りなどどこにも感じられない。
そんな幸福な国で生きていると
なんだか死と言うものはとてもおぼろげで
もしやするとそれはおとぎの国にしか存在しないものなんじゃないかと錯覚してしまう。
自分の命に限りがあることを理解はしているのに
なんの根拠もなしに20年や30年は当たり前のように生きているだろうと考えてしまう。
いや、そんなことすら考えもしない。
そして、ごく当たり前の無表情さで玄関を出たっきり
もう二度とそこに戻ることがないことだってある。
「生きること」
「死ぬこと」
それらの境界線はとても明確なはずなのに
その境界線は誰にも見えず
誰にも感じることが出来ない。
昨日が今日になったように
今日が明日になる保証なんてどこにもない。
だけど僕らはコピー&ペーストを繰り返しながら
同じような毎日を生きてしまう。
「生きる」というもっともシンプルな幸福を感じるために
僕らに欠けているモノとは何なのだろう。
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・このブログについて
山行記を書かなかった山行の写真を載せたり、日々の生活や旅の途中での一枚を載せていく予定です。
マメに更新するようなコンテンツがなかったためこういう場を作ってみました。
っていうか新しいカメラを買ったのでイチビってるだけです(;´д`)
あと、基本的に打たれ弱いのでコメント欄とかはないです。
こましなカメラを買ったばかりの素人が、それなりの写真を撮れるようになるまでの努力を晒し続けるためのブログです。