山上ヶ岳
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/1000 絞り 4.0 ISO感度 80)
眠い。。。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/1000 絞り 4.0 ISO感度 80)
眠い。。。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/1250 絞り 4.0 ISO感度 80)
・このブログについて
山行記を書かなかった山行の写真を載せたり
日々の生活や旅の途中での一枚を載せていく予定です。
マメに更新するようなコンテンツがなかったためこういう場を作ってみました。
っていうか新しいカメラを買ったのでイチビってるだけです(;´д`)
あと、基本的に打たれ弱いのでコメント欄とかはないです。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/250 絞り 4.0 ISO感度 80)
山スキーをしようと思ったのに雪がありませんでした(;´д`)
スキー板が寂しげです。。。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/2000 絞り 6.3 露出補正-1/3 ISO感度 80)
日帰りなのに太陽がいい角度になるまで山頂にいました。
ぎりぎり明るいうちに下山できました。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/1600 絞り 5.0 ISO感度 400)
地球温暖化になってもいいので
この星から杉の木がなくなりますように(祈)
一本残らず燃え尽きますように(祈)
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 15s 絞り 2.8 ISO感度 80)
八経ヶ岳の山頂にテントを張りました。
天候悪化のため狙っていた星の写真は撮れませんでしたが
一瞬の晴れ間の向こうに遠く街の明かりが輝いていました。
近畿地方のテッペンを一夜だけ独り占めできました。
明日も山に行こうっと。
(Wikipedia 英語版より写真を引用)
大きな夢を追わなきゃ小さな夢も叶わないから
僕の夢はこの山のテッペンへ行くこと。
最近、軸足がブレてる自分に焦りを感じるけど
目指す場所は見失っちゃいない。
残された時間はもうあまりない
昨日より一歩でも前へ。
MINOLTA DIGITAL CAMERA (シャッター速度 1/500s 絞り 6.7 ISO感度 64)
もう足のケガは克服できた。
心も少しずつ強さを取り戻してきている。
今年こそ自分の望む山ができるような気がする。
失った体力を取り戻し、なくなった技術をもう一度一から築き上げよう。
僕が僕であるために僕はもっと高みを目指したい。
OLYMPUS u790SW(シャッター速度 1/125s 絞り 5 ISO感度 80)
仕事帰りに登った二上山から見た夕日は黄砂のフィルターを通して遠く遠くに見えた。
Panasonic DMC-FZ1 (シャッター速度 1/800s 絞り 6.5 ISO感度 50 露出補正+1/3)
雪煙をあげる厳冬期の明神岳は美しくそして荒々しくそびえていた。
あの頃は勢いだけで山に向かい、山の怖さなんてまったく知らなかった。
山の怖さを覚えていくことは生き延びるために必要なことだけど
怖がってばかりで前に進めない今の僕より
あの頃の僕のほうが輝いていたのは間違いない。
だけど今だってほんのちょっとの勇気で輝けることを知っている。
まだまだ終わりじゃない。
この写真を写したPanasonic DMC-FZ1は決して山に向いているカメラではなかったが
僕に写真の楽しさを教えてくれた一台だった。
木曜の夜からまた山へ行ってきます。
登山と登山の合間に仕事をするような生活
今、生きていることをたまらなく幸せに思う。
この写真に写る雪原は東京ドームが何個も入るような広さがある。
何個どころか十何個か何十個も入るような広さがある。
だけど、僕が撮った写真からはその広がりがまったく感じられない。
いわゆる駄作だ。
どうすればもっと広がりを表現できるのか
どうすれば風と光と気温を表現できるのか
人に伝えられる画を撮れるようになるまでの道のりはまだまだ険しそうだ。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/60s 絞り 2.8 ISO感度 80)
なんだか分かりにくい写真ですが
雪面を踏み抜いて太ももまで足が埋まっている図です。
先日の燕岳登山は踏み抜き地獄でヘロヘロになりました。
冬季フル装備を背負って
写真のような雪の落とし穴にはまりまくりながらの長時間の行動で
完全に燃え尽きました。
これまでにも13~15時間行動の経験はありましたが
今回の踏み抜き地獄の中での12時間半行動よりは断然楽でした。
正直言って「燕岳」ってことで多少舐めていた部分もありましたが
トレースのない北アルプスはハンパなく手ごわかったです。
しかし、僕が12時間半かけて登頂した燕岳も
トレースバッチリのGWど真ん中なんかだと
3時間弱で登っちゃう人もいるんだろうなと思います。
どちらが楽しいかは人それぞれですが
僕はやっぱりトレースがなくてグダグダになりながら登る山が好きだと思います。
なんていいながら燕岳では本気で完全燃焼してしまったので
燕岳以来山には登ってません(;´д`)
次は癒し系の山へ行きたいです・・・。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/12s 絞り 4.5 ISO感度 80)
室堂ターミナルを夕方に出発して暗がりの中をトボトボ歩いていたら
宝石のような夕日が突然現れた。
チャンスは1,2分もないから
三脚も立てずにあわててシャッターを切ったら手ブレ+ピン甘だった。
写真には綺麗に残せなかったけど
記憶にはしっかり刻み込めた。
っていうか、写真の腕をあげたい(;´д`)
僕は非科学的なことはあまり信じないほうなのですが
先月こんな体験がありました。
燕岳の合戦尾根でテントを張って寝ようとしていた時なんですが
誰もいないはずのテントのそばで
10歩ほど雪を踏みしめる足音がしました。
山には僕以外がいないことは確認済みだし
夜に人が登って来るような場所でもありません。
直感的に、「あー、これはヤバイな」と思いました。
だけど、そのままテントに隠れていては逆に恐怖に襲われるだろうと思い
思い切ってテントのファスナーをあけて外に飛び出し、大声で
と呼びかけました。
もちろん、飛び出した暗闇には人影も足跡もありませんでした。
夜に「こんにちは」だし
思いっきり外人風に「コンニーチワ!」だし
自分のバカさに一人大笑いしながら小キジをすませ
テントに戻って眠りにつきました。
今、思い返すとちょっと怖いなって気もしますが
誰もいない山の中で一人で寝るってことは
こういったこととも上手く付き合っていかなきゃならないのかもしれませんね。
っていうか、バカでよかった、オレ。
Canon EOS KIss X2 (シャッター速度 1/250s 絞り 25 ISO感度 400)
僕はとっても身体が弱いんです(;´д`)
悲しいかなそれは生まれつきです・・・。
登山なんてやってると健康優良児のように思われますが
ホント、悲しいくらいに身体が弱い・・・。
山へ行っても体調不良で登れなかったことも何度もありますし
登山前に高速道路のサービスエリアで数日間の闘病をしたこともあります。
そして今も体調を崩しています。
現在の症状ですが
・左側の肺がヒリヒリと痛い。
・息を大きく吸い込むと咳が出る。
・めまいがする。
・すぐに息切れがする。
・階段の上り下りなどで異常に身体が重い。
秋に予定している目標の山へ向かってビシバシとトレーニングをしてきて
心肺能力に関しては結構なレベルになったと思っていたのにこのざまです。
とりあえずこうしてブログを更新もできるし
現時点では仕事へもいけてます。
アップダウンのないハイキングコースなら少しくらいは歩けるかもしれません。
だけど、日に日に症状が重くなってるのがなんだかアレです。
もう一ヶ月も山を登ってません。
だけど、どうしても山へ行きたいので週末に超お手軽コースで山へ行ってみます。
来週になってもまだ不調が続くようであれば病院へ行ってきます。
っていうか、毎日仕事で呼吸器系の病院へ出勤してるんですが
なんかメンドーなので受診してません(死亡フラグ)
この写真のように
行きたい山があるのに
その山へ行きたくてもそこにはフェンスがあって
僕を通せんぼしてるような気がします。
夢のためならすべてを捨ててもいいのに
なかなか、すんなりとは夢のほうへ歩かせてくれません。
ナンパとかしたことがないぐり~ん♪です、こんばんは。
今日は仕事でした。
相変わらず体調は激悪だったのですが
じっとしてても体調は悪くなる一方だったので
ショック療法として仕事帰りにいつもの二上山に登って来ました。
登り始めはメマイがひどくて
ちょっとヤバイなぁと思ってたのですが
登るにつれて少しずつ体調がよくなり
山頂に着くころにはすっかり元気になってました( ̄ー+ ̄)
ただ元気になったと言っても気持ち悪いのが無くなっただけで
胸の痛みはまだ残っています。
中途半端に元気になってしまい
ついつい明日診察を受けるのをやめようかなぁなんて考えてしまいます(死亡フラグ)
やっぱり僕には山が一番の薬なんだなぁ
GWの立山と石鎚山の山行記ですが
今週こそ書くつもりです(書く書く詐欺)
あと、この二上山登山も書こうと思ってます。
んじゃ
一週間前に仕事帰りに二上山へ登ったんですが
めまいがひどくて写真みたいな視界になってました(;´д`)
次の週末は3連休をいただいているのですが
いいかげん山に行きたいです。
雪が残っているうちに北アに行きたいなぁ。
OLYMPUS μ790SW(シャッター速度 1/1000 絞り 6.3 ISO感度 80)
一眼レフを手に入れたのですが
山では小回りの利くサブカメラもやっぱり欲しい。
押入れの中のデジカメを引っ張り出すと
京セラ samurai
パナソニック FZ-1
ミノルタ ディマージュ X20
オリンパス μ790SW
キャノン G10
この5台が出てきた。
前半3機種は画素数も200万画素以下なのでちょっと寂しい
サブ機として一番持っていきたいのはダントツでG10だけど
一眼レフのサブとして一番活躍するであろう雨の日の撮影では防水能力がないから
登山用のサブ機としてはムズかしい。
G10用の防水ハウジングも持ってるけど防水ハウジングをつけると
僕の持つエントリー機の一眼レフなんかよりはるかにデカイくなるのでサブの意味がなくなる(;´д`)
G10は寒さにめちゃめちゃ強く
厳冬期でもまったく問題なく動くタフさが魅力で
雨の心配がない厳冬期ではバリバリメインか確実にサブ確定だけど
梅雨~夏~秋の時期の山中で確実に雨に会うような時期はやっぱりツライ・・・。
となるとオリンパスμ790SWが押し上げられて夏のサブ機になってしまいます。
ただ、このカメラは記憶媒体がちょっとアレなxDピクチャだったり
広角が38mmスタートだったり
耐寒仕様とうたわれてるのに-10度だと撮影枚数が40枚くらいしかなかったり
ホワイトバランスがアレだったりと
あまり好きになれないカメラなんですが
とりあえず3m防水で
落としても壊れない耐ショックカメラなので
しばらくサブとして使ってみようと思ってます。
今日の写真は2年ほど前にμ790SWを使って南岳から撮った写真なんですが
改めてみるとそんなに悪くはないかなとも思います。
まぁ、今日の写真はちょっとコントラストをいじってますが(笑)
そんなこんなで、今日の夜から山へ行ってきます。
息をするだけで肺だか気管支だかがヒリヒリと痛むような体調なのでアレですが
完全に「山禁断症状」が出てきているので
登れるところまで登ってブリブリとウンコだけでもして帰ってきます。
んじゃ、行ってきます。
ごきげんよう、さようなり。
Canon EOS KIss X2 (シャッター速度 1/8 絞り 6.3 ISO感度 400)
裏山を歩いていたら、親指よりも大きいスズメバチと遭遇しました。
この時期のスズメバチはまだおとなしく
そばまで寄っても僕のことなんてまったく気にもしていないようでした。
秋になれば彼らは時々登山者の敵になることがあるけど
今の彼らは可愛い森の仲間です。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/100s 絞り 8 露出補正-1/3 ISO感度 80)
1000年に1人の雨男です。地獄見せたろかコラ。
これまで使っていたテントもそろそろ6年目を迎え、防水性が落ちてきました。っていうか、防水性なんてまったく残っていません。
小雨でも浸水します(;´д`)
そんなこんなでテントの買い替えを考えているのですが、かなり迷っています。
ここは雨男対策として、アライかICIのゴアテント+フライシートという鉄壁の守りにしようと思っていたのですが、今使っているテントの冬用外張りが26,000円もしたのでその外張りをそのまま使えるプロモンテのVL23も候補にあがります。
もしくはこの6年目のテントは雨の心配があまりない厳冬期専用として使い続け、新たに買うテントは厳冬期の事は考えないとか。
うーん、迷うなぁ。
ちょっと計算してみよう。
1. 冬用外張りを流用可・プロモンテVL23の場合
テント代 39,800円
合計 39,800円
2.システム一新 雨男対策・ICIゴアライトXに買い替え
テント代 53,700円(フライシート込み)
冬用外張13,440円
合計 67,140円
3.厳冬期は今のまま、雨男対策にICIゴアライトX
テント代 53,700円(フライシート込み)
合計 53,700円
うーむ、甲斐性なし的には1の一択な感じだなぁ。3にしても結局は冬用外張りが欲しくなって2の金額はかかるだろうし・・・。
雨男的にはゴアテントが欲しいけど、どうせ劣化してきたら底部からの浸水は防げないだろうし・・・。
でも、厳冬期にイレギュラーな雨にあった場合、ゴアのテントだと安心だし・・・。
どうせお盆シーズンで今注文しても納期は盆明けだろうから今週いっぱい悩んでみよう。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/2000s 絞り 5 露出補正-1/3 ISO感度 80)
先週の明神岳での一枚。
まるで空を飛んでいるような錯覚に陥る山でした。
こんな空に出会えるから北アルプスが好きなんだな。
話は変わって
一眼レフを買ったのはいいけど
このレベルのバリエーションルートでさえ
一眼レフを持って行く気にはなれませんでした(;´д`)
かと言って
軽・丈夫・防水のOLYMPUS μ790SWは画質がアマアマで寂しいので
キヤノンのG10を持っていきました。
買ったばかりの頃は
「G10ってデカイし重たいなぁ」と思ってましたが
一眼レフを使うようになってからは
重さも大きさも気にならなくなりました。
ってことは、EOS5Dあたりを一度使ってみれば
EOS Kiss X2が小さく感じるんでしょうねー。
写真を撮るには断然一眼レフが面白いけど
山での相棒はG10が僕にはベストチョイスだなと思えた山行でした。
年内にもう一度明神岳に行きたいなぁ。
はやく背中の痛みが取れたらいいなぁ。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/1600s 絞り 4.5 露出補正-1 ISO感度 80)
夕方から行者還岳へ行ってきました。
light&fastで行けば明るいうちに降りてこられるかなと思いましたが
夕焼けの美しさに見とれていたらあっという間に闇が訪れ
真っ暗闇の中での下山となりました。
夜間登山は慣れているので全然平気だと思っていたのですが
登山地図上では破線ルート&同行者がヘッドランプを忘れるというダブル困難で
面白さ倍増の下山となりました。
やっぱり、登山っていくつかの困難があるほうが面白いです(ドM)
先週の明神の分と今回の行者還岳の山行記は今週中には書こうと思ってます。
☆スズメバチ情報☆
奥駈道の行者還岳のピーク下にある行者還小屋の屋根に
下の写真のような立派なスズメバチの巣ができていました。
見た感じ出来立てホヤホヤのピカピカの巣でした。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1/200s 絞り 4.5 露出補正-1/3 ISO感度 800)
これを書いている時点では
スズメバチはまだおとなしく、真下に行って写真を撮っても知らんぷりな状態です。
秋になると凶暴化する恐れもありますので
行者還岳に行かれる方は気をつけてくださいね。
場所が場所だし僕のポリシーでもあるので無駄な殺生は避けたいと思い
管理している役場等への通報はしません。
共存できそうなら共存し
それが無理っぽかったらテキトーに逃げるなりしてください(無責任)
もちろん攻撃された場合は遠慮なく容赦なく無慈悲に叩きのめしてください。
ただ、こっちから攻撃したらヤツラは集団で襲い掛かってくるので
基本、ヒットエンドランで頑張ってください(無責任)
んじゃ。
Canon PowerShot G10 (シャッター速度 1s 絞り 2.8 ISO感度 1600)
夜間登山が好きなワケではないのですが
夕方から山に登ることが多いので
下山が真っ暗ということがよくあります。
僕はペツルのミオRXPというヘッドランプを使っています。
今年の前半に試験的に少量が輸入されたのですが
その時に運よく手に入れることができました。
これを使うようになってからは
夜間登山でも暗くて怖いというとこはほとんどありません。
RXPの前はブラックダイヤモンドのアイコンというモデルを使っていたのですが
配光がスポットすぎて
足元を照らした場合直径40cmくらいの部分しか明るくなく
とても、山道を歩けるようなものではありませんでした。
さらにその前に使っていたブラックダイヤモンドのジーニックスIQは
配光も光の色温度もとてもよかったのですが
LEDの割には電池の消費が激しく
3時間程度で電池を交換しなければなりませんでした。
ペツルのRXPは明るさも十分だし
光を拡散させるプレートが付いているので
夜の山の中で道を探すときにとても助かります。
僕が少年時代に使ってたナショナルの黄色いヘッドランプにくらべると
本当に夢のような性能を手に入れることができますよね。
ナショナルの黄色いヘッドランプは単三を4本も使う割には数時間で電池がなくなるし
泣けるほど暗かったです。
なによりもメンドーだったのが当たり前のように切れる電球でした。
ボディー内に予備の電球を格納することができたのですが
たいていその予備電球は知らないうちに切れていて
真っ暗闇の中手探りで移動しなければならないことも度々でした。
そうそう、もうひとつよくあったのが
スイッチが回転式なんだけど知らないうちにザックの中でスイッチが入り
使おうと思ったときには電池切れなんてこともよくありました。
それを防ぐために電池を一本だけ逆にいれたりしたのも懐かしい思い出です。
あの黄色いヘッドランプを使ってた頃は
僕はまだ積極的に山に登ってはいなかったけど
アウトドアやサバイバルかぶれだった少年時代の大切な相棒でした。
あまり信頼できる相棒じゃなかったけどね(笑)
夏休みというか秋休みの計画を考えています。
休みが9月の2週目ということで思いっきり台風シーズンど真ん中ですが
北アルプスへ行こうと思っています。
今日の時点では背中の痛みが酷く
山どころではないとも言えるのですが、まあそれはそれ。
計画を立てるのも山の楽しみの一つなのでテキトーに楽しませていただきます。
まず、考えているのが北鎌尾根から槍ヶ岳に登り
そのまま南岳→西穂→焼岳までの縦走プラン。
行程は長いのですが6日間休みがあるので
今の自分でもモソモソと歩き続ければなんとかなるんじゃないかと思っています。
ただ、北鎌尾根で今日のような背中の痛みに襲われた場合
エスケープルートがないのがちょっと気になります。
次に考えているのが穂高界隈でオモシロルートを繋いでのウロウロ計画。
まずは上高地から明神岳へ登り明神主稜線を縦走。
岳沢へいったん降って次は奥穂高岳南稜を登り吊尾根経由で前穂へ
ちょっとだけ明神主稜線に戻ってそこから奥又白池へ降り、前穂北尾根を越えて涸沢へ。
そのまま涸沢を通過して北穂東稜を横切り北穂池へ。
最後は横尾本谷のカールで秋の風に吹かれてから帰ってくるというプラン。
このプランが一番面白そうなんだけど
先日の明神岳に行った際、テント泊装備とクライミングギアを1人で背負ったときに
背中の痛みがちょっと辛かったのが引っかかります。
この休みは単独行で行きたいのですが
今の背中では背負える重量の限界点が低そうです・・・。
実際持てても12~3kg程度までだと思います。
今年の5月の立山の時のように35kgなんて背負ったら
痛みに耐え切れず3歳児レベルの本気泣きをすると思います。
クライミングギアとテント泊装備だとやはり18kg前後にはなってしまうのでちょっとキツイかな・・・。
明神主稜の縦走方向を前穂→明神に変更すればザイルなしでもなんとかなると思いますが
テント泊装備を背負ってのフリーソロはちょっと怖いです。
っていうか無理です。
そうなってくるとノンビリテント泊も視野にいれなければならなくなってきます。
ノンビリテント泊の候補とすれば、南アルプスの縦走や、雲ノ平、表銀座なんかも面白そうです。
4月に踏み抜き地獄を味わって疲労死するかと思った燕岳合戦尾根を絡めた縦走も楽しそうです。
あれだけキツかった山が無積雪期に行ったらどれだけ楽か感じてみたいです。
あとは夏に行ったことのない八ヶ岳でノンビリ過ごすプランってのも捨てがたいですね。
うわ~♪
山のプランを考えるだけでなんだか幸せ感に包まれていくなぁ(幸)
でも、いろいろなプランを考えた挙句に
背中が痛くて6日間ヒキコモリ生活をしてそうなのがめちゃめちゃ怖いです。
(;´д`)
上高地に下山したのが15時でした。
ヘリの音が聞こえてきたので空を見上げると、岳沢上空から侵入してきたヘリが少し戸惑いながらジャンダルム方面に近づいて行くのが見えました。
これまでに山でよく見かけたヘリのレスキューシーンは到着からピックアップまでがあっというまでした。
しかし、今日のヘリは岩場に接近しては離れを何度も繰り返し、かなり難しいレスキューなんだなと想像がつきました。
なんとなしにカメラをヘリに向け何枚かの写真を撮りました。
写真のデータを見ると15時15分となっています。
肉眼で見ていてもヘリはかなり岩場に接近しているのがわかりました。
身軽な東邦のヘリならまだしも県警のヘリであそこまでギリギリの接近をするのは見たことがなく、ちょっと驚きでした。
僕が見ていたのは上高地からなので角度や距離の関係で正確な位置関係は分かりませんが、写真を拡大してみると対地高度は5mもないように見えます。
しばらくするとジャンダルムのあたりには断続的にガスが出始め、ヘリの姿は何度もガスの中に消えるようになってきました。
そのうちピックアップも終わるだろうと思いながら、僕はヘリのホバリングの音を聞きながら別サイトの日記の下書きをしていました。
するとホバリング音よりほんの少し大きな音で「ドン」という爆発音が聞こえてきました。
え?
と、思った次の瞬間からヘリのホバリング音が消え、あたりが静かになりました。
まさかと胸がざわついたけど、もしかしたら飛騨側に急下降して音が消えたんじゃないかと自分を信じ込ませました。
しばらく梓川沿いに座り空を見上げていたけど、何かが燃えているような煙も見えなかったし後続のヘリもやってきませんでした。
僕に何が出来たわけでもないけど、今少し胸が苦しいです。
僕はあの音を聞いた瞬間に「墜ちた」と理解しました。
だけど僕は気のせいだと自分を信じ込ませ20分ほどたってからその場をあとにしました。
もしも、誤報を承知で「墜ちた」と感じた瞬間に通報すれば数分差の奇跡で何かが変わったんじゃないかと自分を責めてしまいます。
無意味とは思いながらも自分を責める気持ちが消えません。
僕の職場では毎日人が死んでいきます。
その死を僕は数字としてしかとらえていず、時々「自分の感覚が麻痺してる」という見えない恐怖を感じることがありました。
だけど、今日のあの爆発音は今も耳にしっかりと残り、どうしようもないのに自分の無力さと理解を超えた悲しみが心の深いところにへばりついています。
山を愛する者として、山で誰かが死ぬということはとても悲しいことです。
旅の途中
長野県にて
さきほど帰宅しました。
ピクセル等倍で切り出した9月11日15時15分の防災ヘリ若鮎2の写真です。
同日15時10分に同エリアを撮影していますが
そこには若鮎2の機影は写っていませんでした。
また15時10分の時点ですでにジャンダルム付近はガスがかかっていました。
吊尾根付近を撮影中にヘリの音が聞こえてきて
すぐにヘリにカメラを向けたのでヘリの到着は15時13分~14分の間だと思います。
若鮎2が写った写真は全部で6枚あり約1分間の間の撮影でした。
その一分の間、若鮎2は遭難現場付近で移動を続けており
完全なホバリング体制には入っていないようでした。
この6枚の撮影の後さらにガスが濃くなり
ヘリの姿が何度もガスの中に消えるようになりました。
その後、飛騨側に高度を下げたのか完全にガスに包まれたのかは記憶にないのですが
ドンというあまり大きくない爆発音の後にヘリの音が完全に消えてしまいました。
岐阜県警に連絡後、必要であれば送付する予定です。
岐阜県警高山署に連絡を取りました。
墜落前後の写真を提供して欲しいということで
事故前~事故後の25分間に写した写真をすべて送りました。
撮影した機材は後日証拠品として
警察に提出する必要があるかもしれないとのことでした。
若鮎2が写った6枚の写真を並べてみると
意図した操縦なのか、強い風に流されたかは分かりませんが
秒速1~3mで西から東側へ後退しているように見えます。
撮影はほぼ10秒間隔だったのですが
ガスの動きはかなり変則的で
当時の現場はかなり複雑な風が吹いていただろうと想像できます。
かなり難しい飛行だったと思います。
僕のような素人があれこれ分析しても意味がないと思うので
あとは警察にお任せしたいと思います。
想像はしていましたがこの事故に関していろんな意見がでています。
事故の責任者探しも始まっているようです。
それは確かに仕方がない事だとは思います。
だけど、あの日の彼らを見ていた僕は本当に胸が震えました。
ガスが湧いてきても彼らは引きませんでした。
もちろんそれは無謀と呼ばれても仕方がないと思います。
正直に言えば彼らの飛行を見ていた僕自身も無謀だと感じました。
だけど、刻一刻とガスが濃くなっていく中で
彼らには「この飛行で必ず救う」という意気込みが感じられました。
遠く離れた場所にいてもそれを感じることができました。
彼らが救おうとした命はその時すでに尽きていたけど
それでも「命が尽きた人間」を彼らは救おうとしました。
結果だけで語られる今の時代では彼らの行動は叩かれるかもしれません。
でも、誰かのために命を懸けた彼らの生き様に僕は心を打たれます。
僕は誰かのために飛んでいる彼らを見て
素直に「格好いいな」と思いました。
陳腐な表現だけど本当に彼らがヒーローに見えました。
あの最後の音は今も耳から離れません。
でも、忘れる必要もないんだと思っています。
残念ながら僕は高所に弱い体質です。
2500mを越えた場所で宿泊すると、ほぼ100%高山病にかかります。
先日、高所順応のために富士山の3400m地点で一泊してきたのですが、夜中に吐き気と頭痛に悩まされました。
そんな僕が6500mの山に登ろうというのは、ちょっと無謀かもしれません。
しかも一人で・・・。
高山病対策にダイアモックスだけでなく、デキサメサゾンもニフェジピンも手に入れたけど、ステロイド等を至急投与しなければならない状況になった場合には、残念だけど僕は錯乱状態で薬の存在を思い出せなくなっていると思います。そうなれば、自分でも分からないうちに死んでしまうでしょう。
そんなことは分かっていても、僕は山へ行きます。
だからといって、死ぬ覚悟なんてないし、死ぬつもりもさらさらありません。
「やばい」と思ったら恥ずかしげもなく山を降りて、麓の村で子供たちと遊んで過ごすつもりです。
だけど、6000m以上の高峰を目指した者の43人のうち1人は死んでいるという事実があります。
僕が少年時代の1クラスがだいたい43人くらいだったから、クラスのみんなで登れば誰か一人が死ぬという確率。
もともと人間が住めない場所なのだからその率が高いのか低いのか僕には分からないけど、数字遊びが好きな僕には重い数字と感じられます。
僕自身は、単独、初高峰、高山病体質、トレーニング不足などを加味して今回の山で自分が死ぬ率は15%前後なんじゃないかと考えています。
パーティーを組んで登れば致死率がグンと下がるとは思います。
だけど、「はじめてのヒマラヤは一人で登る」というのが山を始めた頃の僕が描いた夢でした。
ちょっと無茶な気もするのですが、その頃の僕の夢をどうしても叶えてあげたいのです。
今回狙っている山は技術的には今の僕でも十分にクリアできると思います。あとは、この高山病体質をどうコントロールできるかが登頂と生還のカギを握っていると思っています。
明後日、出発です。
「無事に帰ってくる」なんて言いません。
そんなことは当たり前すぎる大前提だから。
それに僕にとってこの山は通過点です。
この山で低酸素状態への自分なりの対応方法を見つけ、より高くより険しい山へ向かうためのステップとしたいと思っています。
蒼天の白き神の座、エベレスト、そしてK-2。
いつかそのテッペンに立てる日のために。
それではヒマラヤへ行ってきます!
帰国は12月3日の予定です。
向こうで余裕があればこのブログを更新するかもしれないので
ヒマな時にでもチェックしてみてください。
予告していた貯まっていた山行記が更新できずに申し訳ございません。
帰ってきたら書くかもしれません(笑)
1月10日の日記に次のような今年の目標を書きました。
1 仕事をやめる。
2 目指しているある山に登る。
3 恋人を作らない。
1に関しては目標達成です。2の目標は今日から夢を叶えに行きます。最大の難関である「出発」に漕ぎ付けたので、あとは運と努力とハートで目標達成を目指します。
3の目標ですが、僕は何よりも恋愛を最優先してしまう男なので、彼女を作ったらきっと夢を捨て、ヒマラヤには行かないようになってしまうだろうと思い「恋人を作らない」という目標を立てました。
この目標は年初の時点では一番楽チンな目標と思っていたのですが、出発直前に超絶美人とカワイイ子の2名から告白されるという奇跡が訪れたため目標達成にイエローシグナルが点灯しました。
が、ヒマラヤへ強制出兵というアレな方法で恋人を作らずにすみ目標達成です(涙)
ちなみに今思いっきり自慢してますよー。
こんな奇跡めったにないから、調子に乗るのも許してくださいねー。
( ̄ー+ ̄)
もうすぐ出発ですが不思議と緊張感はありません。
なんだか明日の夜もいつも通り、PCの前で普通に絵日記を書いているような気がしています。
きっと、飛行機が飛び立った瞬間に
「あ、オレ、英語もネパール語も喋られへんやん!どうやって一人旅すんねん!」
と、気が付くのだと思います。
だけど、僕が片想いしている雪山の女王より次のような海外旅行の極意を頂いたので、きっとどんなピンチも乗り切れると思います。
海外旅行極意
1 飛行機は土足厳禁なので靴を脱いでから乗り込む
2 CAに手土産を持って行くとVIP待遇になる
3 機内は撮影禁止なので写真を撮るとヤバイ
初めての海外旅行だから、こういう情報は助かります。
明日はCAの人数分寿司折を買ってから飛行機に乗ろうと思います( ̄ー+ ̄)
うーん、まだまだ書きたいことがある!
でも、きりがないよね。
続きは帰ってきてからだね。
向こうからも2週間に一回くらいは山のほうのブログを書けると思うしね。
じゃあ、ちょっくら行ってくるよ!
ここに来てくれていたみんな!本当にありがとう!
言葉も文字も交わしてなくても、いまここを読んでくれているあなたは僕の心の支えだし、僕の宝物です!
僕のことを忘れないでね!
じゃあ!また!
ナマステ。
おいっす!
今、ナムチェという標高3440mの山までやってきました。
ヒマラヤの山の中なのに
なななんとここでは日本語環境でインターネットができるんです!
21世紀ってすごいねー。
さっきエベレストが見えました!
めちゃめちゃ高かったです。
やっぱり生で見ると感動します!
明日もう一日ここナムチェに留まり
あさってからカラパタールという標高5500mのところまでいってエベレストを見てきます。
その後ルクラという村まで下ったあとに
再度、僻地へ向かい標高6500mの山に登る予定です。
体調は疲れがたまってるくらいで
下痢の洗礼もまだ受けていません!
っていうか、これを書いている今
軽く高山病チックなのがアレですが
そのへんは時間をかけて高度順応しようと思います。
それではみなさんごきげんよう
明日もインターネッツしにきまーす。
ナマステー
おいーっす!
ヒマラヤで金使いまくっとるぞー!
今日はエベレストビューホテルという
標高3880mの山の中の超高級ホテルへお昼ご飯を食べに行ってきました。
カレーライス$15です(死)
その分、晩御飯と朝ご飯はボンビーコースです。
ちなみに昨日は蒸かし芋
今夜は揚げ芋でした。
つーか、イモばっか食ってます。
エベレストビューホテルでは酔っ払ったロシアのおじさんと
お互いの国の山自慢に花を咲かせました。
と、言っても僕はほとんど英語をしゃべることができないので
一方的に自慢されたワケですが(敗北)
そんなこんなですが
今日はエベレストとアマダブラムの写真を撮ってきました。
エベレストが見えた瞬間
まわりに人がいないのをいいことに
一人でヘラヘラと笑ってしまいました。
目の前に広がる景色がスゴスギて
なんだか現実味がないんだけど
今、ヒマラヤにいることを幸せに思います。
って、本当はホームシックで日本に帰りたいけど(w
明日からさらに山奥へと入っていきます!
当分インターネットはできませんが
またいつか!
ナマステ
hyoukou 4400m made itte kimasita
asitaha 5000m made ikimasu
gennki dayo-
matane-
おいっす!
ぐり~ん♪です!
今、ナムチェの村に戻ってきました。
前半戦の目標カラパタール(5630m)に登頂してきました。
単独での旅は高山病の不安との戦いでしたが
なんとか最初の目標をクリアできました。
トゥクラを超えた4800mあたりで身体が急に重たくなり
意識がちょっと薄くなった時は本気で怖かったのですが
その後、無理せずゆっくり高度順応を行ったので
カラパタールの最後の登りはとても快調に登ることが出来ました。
しかし、その後に予定していたチュクンリ(5550m)は
ベースになるチュクンの村に入る前日のディンボチェで
ネパール名物の下痢にバチボコにやっつけられ
敵前逃亡してきました(;´д`)
やっぱりこっちの下痢はハンパなかったです。
食べても飲んでもすぐに出てくる下痢。
収まらない吐き気。
熱と悪寒。
ホント地獄のはしっこを見てきたような気がします。
ちなみに今も熱がおさまらず
39℃近い熱と戦っています(;´д`)
40℃を超えて意識を失ったら
レスキューヘリを呼ぶことになると思います。
今、ロブチェという村で出会ったH君という青年が付いてくれているので
安心して療養できています。
本当に感謝です。
話は変わって
僕は日本では2500mあたりから高山病が出てくる高所に弱い体質なのですが
じっくり高所順応をすれば5600mの標高でも
ちゃんと動けると分かったことが大きな収穫でした。
とりあえず、体調を崩してしまったので
サイドトリップ的な行程はすっとばしましたが
前半戦の最大の目標だったカラパタールをクリアできて本当によかったです。
これから元気になったらルクラ(2800m)まで下って
シェルパの方と合流しメラピーク(6467m)へ向かいます。
ここからの後半戦が本番です。
キャラバンは規約上シェルパの方と一緒に行かなければなりませんが
BCから上は単独で山頂を目指します。
技術的難易度は低い山ですが
はじめての6000m越えで雪山装備を担いで行動できるかが不安です。
これまでの僕の山人生は
「独学&単独」というスタイルで登ってきました。
そして、この山を単独で登ることが
僕のこれまでのスタイルの卒業試験だと思っています。
もし、ここを超えることが出来たら
僕はきっと小さなこだわりを捨てて
新しい一歩を踏み出せるような気がします。
んじゃ、夢に向けて一歩前に進んできます!
つーか、まずは身体を治さないとな。。。
おいーーーーーっす!
ぐり~ん♪です。
おひさしぶりんこです!
メラピーク無事に登頂できました。
詳しい内容は帰ってから山行記に書きます。
ちょうど僕がメラピークへ向かった時に
こちらには台風が来ていました(怖)
だけど日本のように情報網が発達していないので
僕のような貧乏山屋にはそんな情報を手に入れることなどできるはずもなく
季節外れの雪と暴風に悩まされながらの登山になってしまいました。
ただ、僕はヒマラヤ初挑戦で比較する違う年の状態も知らないので
「6000m峰だし風がハンパないなぁ」
なんてノンキにかまえていました。
悪天候に次から次へと敗退して下山してくる隊がいたのですが
なんだかそれも
「うわお!これだけ敗退する隊がいる中で登頂したら男前だなぁ」
なんてノンキにかまえていました。
山の上はやはり風がハンパなく
なんどか吹き飛ばされたりもしたのですが
ルート自体の危険度は低いので
特に怖い思いもせずに上へ上へと登っていけました。
最終キャンプとなるハイキャンプは標高5800mほどあり
やはり高山病に悩まされました。
吐き気と頭痛がめちゃめちゃひどく
本当にあきらめようと思いました。
だけど、掲示板に応援メッセージを書き込んでくれたみんなのことや
メールをくれた人、見送ってくれた人
いろんな人の顔を思い浮かべて
勇気をだして山頂アタックにでました。
出発は深夜3時20分
真っ暗闇、そして雪と風の中
ひとりぼっちでヘッドランプのあかりを頼りに歩くのは
正直言って怖かったけど
後ろを振り返ると山で友達になったドイツ隊のヘッドランプの明かりが遠くに見え隠れして
僕を勇気付けてくれました。
あ。
あんまり書くと山行記のネタがなくなるからここまでにしときます(w
山頂でたくさんの写真を撮りましたが
カトマンズのインターネットカフェのPCはほとんどがウイルス感染しているので
写真のアップは日本に帰国後にします。
ただ、山頂はあまりに強い風が吹いていたため
ひこにゃんとの2ショットを撮ることができませんでした(涙)
ひこにゃんをザックからだしていたら
確実にひこにゃんは滑落&飛行していました(笑)
でも、出発前に元ワンゲル元同じ職場の柴崎コウ似美女からもらった日の丸は
ちゃんと山頂で掲げて写真を撮ってきました(笑)
まあ、そのへんは今時の男の子ですので
頑張るところと力を入れるところの違いはあります(w
そんなこんなで
あと数日カトマンズでノンビリしてから
来週中に日本に帰国する予定です。
んじゃまたね!
日本を感じようと山陰地方に旅行に行ったのに
なぜかドイツ料理を食って帰ってきたぐり~ん♪です、こんばんは。
それでは、全開予告したちょっと失敗したとも成功したとも言える
ヒマラヤでの靴のチョイスの話をしたいと思います。
ちなみに僕は日本の冬山ではスカルパのベガ(プラスチックブーツ)か
ガルモントのエピックプラスGTX(冬期用化繊靴)を使用しています。
ヒマラヤに行く際、どの靴を持って行くか本当に悩みました。
メラピークのキャラバン時以外は単独行ですので
荷物を減らす必要があるため靴は一足しか持って行かないことにしていました。
まず、プラスチックブーツはあまりにも硬すぎるため
長期間のトレッキング&キャラバンでは確実に足を故障しそうだったので却下しました。
残った選択肢は、冬靴のガルモント・エピックプラスGTXか
今年の春に購入したスカルパの夏靴「ミラージュGTX」です。
メラピークでの高所登山ということを考えると
保温性の面から言ってガルモントの一択ですが
メラピークへ行く前のカラパタールへのトレッキングを考えると
スカルパの方が軽量で歩きやすいためスカルパで行きたいと思いました。
ただスカルパの方はアイゼンの装着は可能ですが保温性というものがまったくありません。
スカルパ・ミラージュの宣伝文句を見ても
「夏の縦走登山から残雪期登山、冬の低山まで幅広く使えるナイロン製マウンテンブーツ」
と書かれています。
ただ僕は生まれながらに親から授けられた
「人間離れの耐寒能力」
というものがあり、普通の人に比べると寒さに非常に強くできています。
ちなみに、人からは「それって太ってるだけやん」と言われていますが(;´д`)
そんなこんなで今回はヒマラヤ登山を
夏靴の「スカルパ・ミラージュGTX」で行うことにしました。
まずカラパタールへのトレッキングでは本当に快適でした。
柔らかさと腰の強さという相反する性能を絶妙なバランスで融合し
長時間の歩行でもまったく疲れない靴でした。
ただ、カラパタールまでの道は日本の山で言うと
上高地→横尾→涸沢くらいの難易度で
まったくの登山未経験者でも高山病にさえ気をつければ誰でも登頂可能な山です。
といってもそのカラパタールですら登頂率は6割で
毎日何機ものレスキューヘリが高山病患者を救いに来るシーンを見かけましたが・・・。
高山病にさえ気をつければ誰でも登れる山ですが
その高山病は目に見えず人を蝕んでいくので一番怖いとも言えます・・・。
メラピークの方も技術的難易度が低い山と言っても6500mの高所で気温も低く
また低酸素のため身体の末端へ酸素が届きにくくなり凍傷の危険がつきまといます。
地元のシェルパの人たちもハイキャンプまでは軽登山靴で登ったりもするようですが
ハイキャンプから山頂まではプラスチックブーツか冬用二重靴を使っているようです。
結果からいうと、僕の足の指は今も10本ちゃんと付いているので
スカルパの夏靴でも何の問題もなかったワケですが
深夜に山頂アタックを開始し極寒の中を歩いているときは
「ああ、この気温でこの靴じゃ足の指がヤバイなぁ」という感覚がありました。
ただ、「太陽が昇りさえすれば大丈夫だ」というアテのない希望がありました。
実際に太陽が昇ってからは歩いてさえいれば足の指に寒さを感じることはありませんでした。
午後からの天候悪化という秋のクーンブ地方の典型的な天候移行法則から考えると
深夜からの山頂アタックがどうしても必要なためやはり寒さ対策は必要と思いますが
11月くらいなら例えば日が昇ってから山頂アタックする場合などは
アイゼンが装着可能な夏靴でも十分可能だと思います。
僕の場合、体力のなさを靴の軽さが救ってくれたため、この夏靴を選択したことは正解でした。
とかいってこの文章を真に受けて
夏靴で6000m峰にチャレンジして凍傷で足の指を切断することになって
も知ったこっちゃないので、そこんとこヨロシクです。
ちなみに同日に登頂した欧米の隊が3隊いたのですが
彼らはみなゲーター付きのヒマラヤ用高所靴を使い
それらの隊についていたシャルパ達はみなプラスチックブーツでした。
でも、感覚としては11月のメラピークという6500m近い山より
厳冬期の北アや八ヶ岳の方が遥かに寒いと感じました。
実際の気温はヒマラヤの方が寒かったとしても
日本の山のほうが湿度や日差しの弱さの関係で何倍も寒く感じます。
あー、書きたいことはまだたくさんあるけど
めっちゃ長くなったんで今日はこのへんで。
やっぱりまだ仕事モードになれず
堕落した一日を過ごしているぐり~ん♪です、ナマステ。
今回のヒマラヤ登山は
初のヒマラヤを単独で登る事を目標にし無事にその目標を達成したのですが
ちょっと自分に納得できていない部分もあります。
その辺は山行記に詳しく書こうと思っているのですが
現在ナマケモノモードに入っているので山行記はもうしばらくお待ちください(;´д`)
そんなこんなで山のほうは100%満足かと問われると
決してそうではないと答える自分がいるのですが
この旅の中でたくさんの人達に出会えたことにはとても満足しています。
旅が始まったばかりの頃は
言葉の壁を感じて現地の人とも山に来ている欧米人ともあまり会話をしなかったのですが
旅の中盤からは、「えーーい!当たって砕けろだ!」と
カタコトの英語やネパール語で話しかけまくり
たくさんの人と友達になれました。
とくに子供たちとの出会いは今も僕の心をポカポカと暖めてくれています。
言葉なんて通じ合わなくても一緒に走り回ったり
持っていった風船で遊んだり
言葉を教えてもらったり
たくさんの思い出をもらう事ができました。
旅ってそこに行くことより
そこにいる人たちと巡り合えることの方が楽しいなぁと思います。
これからも何度もヒマラヤに行くことになると思うけど
どんな出会いが待っているのか今から楽しみです。
登頂証明書を額に入れてみました。
単独行で登った場合
登頂したかどうかを証明できる第三者がいないので
登頂証明書は発行できないかもしれないと言われていましたが
山頂で撮った写真が証拠になるとの事で発行していただくことができました。
登頂証明書なんて発行してもらえなくても
登頂できたかどうかは自分でわかってるんだから
別にそんなものなくてもいいやと思っていたけど
もらってみるとやっぱり嬉しかったです(喜)
それはいいのですが
ベースキャンプまでのキャラバンを共にした僕のガイドさんですが
下山直後に「登ったよ!」とハイタッチした時は僕の登頂を喜んでいたのですが
翌日に別の隊の人と僕のガイドが話をしているのに聞き耳を立ててみると
「アイツたぶん登ってないよ的」な話をしてたんです。
(;´д`)
隊長の登頂やん!素直に信じようよ・・・。
そのまま「アイツ登ってない系」の話をされるのもシャクだったので
デジカメのモニタで山頂での写真や動画を見せると信じてくれました。
つーか、山頂での写真を見た瞬間、ガイドさんめちゃめちゃ驚いてました。
本当に信じてなかったのね(;´д`)
ちなみにそのガイドさんですが
過去に日本隊と一緒にメラピークを目指したらしいのですが
ハイキャンプで高山病にかかり登頂できなかったそうです・・・。
そりゃそんな過去があったら
僕みたいなヒマラヤ初挑戦の素人が単独で登ったって言っても信じられないか・・・。
ちなみに彼の人生での最高到達地点は
その時のハイキャンプまででそれ以上の標高には行ったことがないそうです。
そのガイドさんなんですが
ほぼすべての面でどうしようもないくらいダメなガイドだったのですが
そのお話はまた後日。
アイツ、キャラバン中に見える8000m峰の山の名前も知らなかったもんな・・・(;´д`)
ヒマラヤではトータル3000枚弱の写真を撮りました。
その中で一番のお気に入りがこの写真です。
ディンボチェの村の裏にある丘(約4400m)からの写真です。
カラスがアイランドピークに向かっていく姿を望遠で捕らえました。
持って行ったレンズは、18-200mmまでカバーするレンズだったのですが
やはり高倍率ズームですので画質は周辺がアマアマでいまいちでした(;´д`)
もうちょっとマシなレンズを持っていけばよかったと後悔もしていますが
次回ヒマラヤに行くとしてもやっぱり単独で行きたいので
軽量化のためにやはりこのレンズ一本で行くことになると思います・・・。
あわよくばヒマラヤの写真を山岳雑誌などのコンテストにでも
応募しようと思っていたのですが
一眼レフを買って半年のシロウトがコンテストに耐えられるような写真を撮れる筈もなく
もう少し露出なんかの勉強をしていかなきゃなぁと反省しております。
ヒマラヤをうろちょろしてビックリしたのは
あの辺りは高所でも本当にカラスが多いんです。
ディンボチェの辺りは4000mを軽く超えているのに
当たり前のようにカラスが飛びまくっていました。
さらにショックだったのは
ハァハァと薄い酸素にあえぎながら登ったメラピークの山頂で
平気な顔をして頭上をカラスが飛んでいった時でした。
こっちは本当に息も絶え絶えなのに
気持ちよさそうに大空を滑空していました。
やっぱり野生動物の適応力には敵いません・・・。
飛び方は日本のカラスとは違い
トンビのように大空を滑空するように飛んでいました。
より酸素を使わずに空を飛ぶためにそんな飛び方になったんでしょうね。
でも、わざわざ6500mの空なんか飛ばずに
カトマンズにでも行けばいくらでも食べ物があるのにと思ったのですが
カラスの方も僕を見て
「わざわざそんなとこに登らなくたって
日本にいれば好きな時に飲んで食ってできるのにアホだなぁ」
なんて思ってたんでしょうね。
週末に高見山に登ったときの写真です。
うーん、撮りたい写真が撮れていない・・・。
明らかに技術不足・・・。
そりゃ、お金かけている人から見たら
僕のEOS Kiss X2なんて機材も3流だしってところもあるだろうけど
昔、白旗史朗氏がコンパクトカメラで写した写真を見たんだけど
やっぱり、スゴかったんだよね・・・。
機材も大事かもしれないけど
やっぱりセンスや技術や忍耐の方が大事なんだとシロウトながらに思いました。
1/16や1/6の写真は自分でみて「お気に入り」ではあるけど
なんというか、出したかった空気感が出てないんですよね・・・。
凛とした感じがまったく出ていない・・・。
うーむ、写真の世界は深い・・・。
でもこれからも楽しみながらたくさん写して
数をこなすことで技術を身につけていこう!
誰かのモノマネじゃ面白くないしね♪
写真は人生初の5000m越えの記念写真。
ヒマラヤ遠征時は電池節約のためGPSの電源を落としていることが多かったけど
4000m越えや5000m越えといったキリのいい時は
必ずGPSの電源を入れてウヒヒヒと興奮しながら
画面の中で増えていく標高の数値にみとれていました(愛)
数字を見るだけで萌えられるのは男子の特権ですね。
最初の5000m越えのロブチェでは高山病の症状が抜けなくて四苦八苦したけど
2週間後にカーレで再び5000m越えをした時は
その標高で走ることも出来るようになってたんだから
我ながら人間の適応力にビックリします。
そうはいいながらもカーレでもちょっと気分悪かったし
5800mで一人ぼっちで寝たときは高山病全開で
人生で味わったことがないほどの吐き気と頭痛で
死んだほうが楽だと思えるくらいだったのですが・・・(;´д`)
あの時はもう二度と高所には行かないって心に決めたのに・・・。
ノドもと過ぎればなんとやらで
今はもう一度あの薄い空気を吸いたいと思っています。
あ。
タイトルのボツ企画の件ですが
何年か前にこんな企画をやろうと思ってトップページだけ作ってました。
独学で始める単独行入門
企画を練って書き始めるところまで行っていたのですが
こんなのを公表したら、三流な僕のインチキ技術を真に受けて
北アルプスが血に染まりそうな気がしたのでボツにすることにしました(w
んじゃ。
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撮影者について
alone in the mountain へ
掲示板
・このブログについて
山行記を書かなかった山行の写真を載せたり、日々の生活や旅の途中での一枚を載せていく予定です。
マメに更新するようなコンテンツがなかったためこういう場を作ってみました。
っていうか新しいカメラを買ったのでイチビってるだけです(;´д`)
あと、基本的に打たれ弱いのでコメント欄とかはないです。
こましなカメラを買ったばかりの素人が、それなりの写真を撮れるようになるまでの努力を晒し続けるためのブログです。