10/21 ヒマラヤ単独行スタート!

おっす!
月間ヒマラヤ日記です!

このペースで書いていたら
帰国まで書き上げるのに4年くらいかかることがわかったので
久々にキーボードを叩くことにしました(;´д`)


それでは前置きも短めで本文始めます!




カトマンズで2泊し、今日からいよいよヒマラヤへ!


コスモトレックのスタッフの方に空港内まで入ってきてもらい
チケットの手配や搭乗手続きをしていただく契約になっていたのですが
空港入り口でスタッフの方だけ兵隊さんに止められ
空港内に入ることが出来ませんでした(;´д`)


仕方なく、一人で空港に入りつたない英語で手続きを。


しかし思ったより手続きがスムーズに行ったので
空港内の怪しいショップで帽子やミネラルウォーターを購入したりして時間を潰しました。


そしてほぼ定刻通りに搭乗開始。



本日お世話になるのは下の写真のシタエアーです。





写真で見るとそうでもないのですが、たぶん本気になれば素手で破壊できるレベルの機体です。



そして下の写真ですが。





なんか左側のエンジンがかからなくて、パイロットも地上係員も全開でパニくってます。




そんなこんなでしたが、さすがネパール。
グダグダになりながらも、むりくりエンジンを始動し即離陸です(容赦なし)

こわいってーーーーーーー!






飛行中です。
左側のエンジンが気になります。






どどーんとヒマラヤが見えたのですが





それより左側のエンジンが気になります。






そうこうしているうちに30分ほどでルクラの飛行場が見えてきました。


下の写真じゃ分かりにくいかもしれませんが
滑走路が上り坂です。

しかも、滑走路の長さが空母並みの短さです。


横を見るとフランス人のご夫人が、全力で神に祈りをささげてます。


っていうか、客席からコックピットも滑走路も丸見えです。






僕も正直いうと着陸時は軽く半泣きになりました(´;ω;`)ブワッ

下の写真が空港の全図です。

滑走路の短さと傾斜がお分かりいただけますでしょうか・・・。

滑走路の向こうは切れ落ちていて
その延長線上には尾根が横たわっています(;´д`)






そんなこんなでルクラの飛行場に無事に着いたのですが
ここで事件が3件発生。


まずはカトマンズの空港で買った帽子を紛失。
買って1時間でなくなりました(´;ω;`)ブワッ

次にメガネを無くした事に気が付きました。

ちなみにどちらも盗難ではなく
自分のミスです(^,ω^)クチャクチャ


そしてもう一件の事件は・・・。






もう一件の事件はルクラの飛行場のトイレで起きました。

めちゃめちゃ怖かった飛行から開放され
その開放感からウンチョをしたくなりました。


しかし、トイレに入ってみるとカギが壊れている・・・。

でも、「まぁいいや」とトイレに入りウンチョをしはじめました。


すると・・・。


するとというか予想通り、誰かがドアを開けてきました。


「ごめん!入ってます!」とあせりながら僕。


その一言でドアを開けたネパール人のおじさんが「ごめん」と言いながら出て行くのかと思ったら



なななんと

「大丈夫!大丈夫!」



と言いながらトイレの中に入ってくるじゃないですか!

しかも、



「オレ、後ろ向きで壁にオシッコするから大丈夫だよ!」



って、オッサン、それ無茶すぎ!



僕は英語を聞くほうはまだ大丈夫だけど、喋るのはめちゃめちゃ不自由だからおじさんに何も言えません。

もうどうにでもなれと、クソ中だけにヤケクソ気分で


「オッ、オッケイ・・・。へへへへ・・・。」


と、なんとも情けない返事を返し
ひとつの個室でネパール人のおじさんと仲良くウンチョとオシッコをすませました。



なんつーか、ヒマラヤ単独行初日からトホホなスタートです。








そんなこんなでルクラの街を抜けヒマラヤ単独行の始まりです。

行き当たりばったりの旅なので
進む方向は決まっていても、今日どこまで歩くかは未定です。







重いザックにヒーヒーいいながら歩くのですが
目の前にヒマラヤの峰々が見えてくると元気100倍です。



何年も憧れ続けたヒマラヤが目の前に・・・。


本気で泣きそうなくらい感動です・・・。







道中には下の写真のような
チベット語の経文が書かれたマニ石があちこちにあります。

これは必ず岩を時計回りに移動するというのが決まりになっています。

時々、反時計回りに歩いたほうが楽なのに・・・。
と、いう場面も出てくるのですが
そこはぐっと我慢して地元の方々にならい時計回りで歩いていきます。







そして、途中でみつけた茶屋に入りお昼ご飯!

カトマンズでは日本食か毒々しいパンしか食べてなく
ネパール料理を全然食べなかったので、これが初ネパール料理になりました。


メニューはベジタブルモモとミルクティー。
ベジタブルモモはスパイスが程よく効いていてメチャウマ!

ミルクティーも僕好みのめちゃアマ仕様でメチャウマ!

どちらも本当にメチャウマでした。


ちなみにミルクティーが40ルピー(約50円)、モモが160ルピー(約190円)でした。








途中、こんな長い吊橋を渡ったり。









ヤクとすれ違ったり。










日本的な滝を眺めたりしながら歩きました。








そして、今日はバンカーというトレッカー達がほとんど立ち寄らない小さな村で泊まることに決めました。

こんな辺境の地に来てもやっぱり静かなところが好きなんです(;´д`)

ちなみにこの日この村に泊まったのは僕だけだったようです。






部屋はツインルーム。
これで一泊400円程度。

夜は女将さんと小さな娘さんにご飯を作っていただき
ビールなども飲みながら幸せな夜を過ごしました。






夜、シュラフにくるまってベッドに横になりました。

思い出すのは出発直前に告白してきた二人の女性のこと。



僕はどちらを選びたいんだろう。
僕は誰と付き合いたいんだろう。



その答えは見つかりそうで見つかりませんでした。

「この旅が終わるまでには答えが出るのかな」

そんなことを考えているとヒマラヤの旅は始まったばかりなのに
日本のことが恋しくて恋しくてたまらなくなり、胸が少し苦しくなりました。



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自己紹介

    名前:ぐり~ん

    2009年秋、仕事を辞めヒマラヤ一人旅へ行ってきました。
    初の海外旅行で6000m峰を目指した無謀な記録。

    このサイトのURLのhimaraya2009の部分ですがヒマラヤの本当のスペルは「Himalaya」です(恥)
    修正メンドーなのでこのまま行きます。


    Alone in the mountain

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