alone in the mountain
山の雑文
僕の登山レベル

 僕の登山レベル


 僕はよく勘違いをされます。

 何の勘違いかというと登山者としてのレベルの勘違いです。

 現時点での僕の登山レベルの目標は「脱初心者」なのですが、背伸びしてバリエーションルートや単独で雪山へ行ったりするために中上級者と勘違いされることがあります。


 勘違いだけならまだしも、これまでに3名の方から

「弟子にしてください」

と真面目で熱いメールを頂きました。


 僕に山のことを教えて欲しいなんて、蛭子よしかずさんに「立派な宮大工になりたいので弟子にしてください」と言うより的ハズレです。

 もし僕が勘違いして弟子にした日にゃ、確実に穂高が血に染まります。

 ベテランの方から見れば、僕がただ危なっかしいだけの初心者登山者ということがすぐに分かるのですが、山を始めたての方からみると僕の事が中上級者にみえたりすることがあるそうです。




 以前、あるブロガーの方が僕の事を書いてくれていたのですが、その方はこともあろうか僕の事を「単独御三家」として紹介しておられました。

 その方が書いていた単独御三家は、一人は僕が師と仰ぐ故・古田学さん、もう一人はSENSE OF ONEの管理人さん、そしてもう一人が僕だったのです。

 古田さんとSENSE OF ONEの管理人さんは素晴らしい単独山屋です。しかし、そこに僕が入るのはどう考えてもおかしい。

 その単独御三家を芸能界にたとえるなら、キムタクと妻夫木君と蛭子よしかずみたいな構図になります。なんでオマエがそこにいるんだ的な感じです。もちろん僕が蛭子さんです。

 登山者は年配の方が多いのでもう少し古い例えにすると、郷ひろみと西城秀樹と蛭子さんみたいな感じです。もちろん僕が蛭子さんです。

  どんだけ背伸びしようが蛭子さんです。

 蛭子さんに対して本当に失礼ですが、僕が蛭子さんです。





 勘違いされる原因は僕にもあると思います。

 だって僕の山行記は常に大袈裟です(;´д`)

常に事実の8割増です。




 僕は山行記では顔を隠しているのですが、以前北アルプスの某所で休憩している時に「僕=ぐり〜ん」と特定されたことがあります。特定された原因は僕がいつも同じ服で登っているという貧乏チックな理由なのですが、特定されたその時は立ち去るときにめちゃめちゃ気合いを入れて歩きました。

 「どうだ!オレの背中を見ろ!」みたいに。



 そんな虚栄心の大きさも僕が上級者と勘違いされるひとつの原因ではないかとは思っていますが、基本的にカッコツケヤローなのでこの性格は直しようがありません。

 子供の頃から、女子が見ている時なんかに調子に乗って自転車で手放し運転をして、即転倒・顔面から着地で鼻血ブーなんて経験が何度もあります。

 ああ、もう何書いてるのか分からなくなってきた・・・。


 そんなこんなで、見る人が見ればすぐに分かることですが、僕は間違いなく登山初心者です。だから山で「僕=ぐり〜ん」と分かっても「ああ、リアルで見るとホントにショボイっすね」なんて言わずに生暖かい目で見守ってあげて下さい。





 ただね、ルートファインディングに関してだけは天性の勘が働くんですよ。僕はどんなにややこしいルートでも一瞬でルートを見つけ出してしまいます。これは一種の才能ですよね。

 とかって、すぐに調子に乗って書くのがダメなんだって!


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