alone in the mountain
山の道具(雪山装備)
 岳人達を魅了してやまない冬山。極寒の環境で山に挑むためには冬独特の装備が必要です。岳人達の命を守るため、そして岳人たちの登攀欲を満たすために生まれてきた道具たち、そんな雪山の道具たちには誰もが魂を感じることでしょう。

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 ちょっとした気の緩みで命を落としかねない積雪期の道具は機能を最優先で選ぶべきです。

 雪山装備を機能最優先で選ぶとどうしても高価なものばかりになってしまいますが、命とお金を天秤にかければ何を最優先にすべきかはおのずと答えが出るはずです。

 僕の場合、命よりお金が大事なのでバーゲン命、アウトレット万歳、ユニクロは神です。


(このページ作成後に追加した道具はこちらにまとめてアップしています。)

ウエア マウンテンハードウェアetc

 すでにみなさんご存知のように僕は貧乏です。
写真の服装で春の大峰、夏のバイクツーリング、秋の比良、厳冬期の北アまでこなします。貧乏人は一年中同じ格好です。

 ジャケットはマウンテンハードウェアのセカンドアセントパーカです。コンデュイットという透湿素材を使っています。防水性はイマイチですが透湿は十分です。バーゲンで安かったから買っただけですが。

 パンツはモンベルのトレントフライヤーです。ゴアテックス3レイヤーの超軽量パンツです。軽量ですがアイゼンがあたりやすい場所には補強が入っていたり、雪上で滑りにくい生地を使っていたりとなかなかの一品です。

 バラクラバはゴアウインドストッパーのものを買ったのですが、ゴアなんて素材を使ってるもんだからほとんど息ができず使えたもんではありませんでした。今はモンベルのシャミース製のバラクラバを使ってます。

 中間層にモンベルかユニクロのマイクロフリース、インナーはノースフェイスのミディアムを使ってます。

 命にかかわるインナー以外は全部型落ちバーゲン品です。
ピッケル SIMOND マーベリック

 僕の憧れの人、植村直己さんはシモンのスーパーDというピッケルを使っていました。

 いつか雪山に登る日が来たら、ピッケルは植村さんと同じシモンにしようと決めていました。そして数あるシモンのピッケルの中から選んだのがこのマーベリックでした。

 独特のヘッドが特徴で氷や雪壁に刺したときに抜けにくい構造になっています。また、手に触れる部分にはゴムやプラスチックでカバーがされていて厳冬期でも冷たさに悩まされることがありません。
サブバイル SIMOND SUPERFOX

 アルパインクライミング用に購入したサブバイルです。

 デビューはGWの北穂東稜だったのですが、体調不良のためアプローチの横尾敗退という電撃的な記録を打ち立ててしまい、次の雪山シーズンまでデビューすることができなかったという不遇のバイルです。

 このサブバイルとこの上に出てきたピッケルでアイスクライミングごっこをしたのですが、なかなかどうして意外と登れてびっくりしました。
登山靴 スカルパ ベガ

 冬靴を選ぶ際、プラスチックブーツか皮製重登山靴か迷うところですが、僕は暖かさを優先してプラスチックブーツを選択しました。

 だけど僕は異常なほど寒さに耐性があり-20℃くらいでも大して寒さを感じないんです。冷え性とは無縁で指先が冷たくて困ったこともありません。

 なのにプラブー。。。

 早い話がバーゲンで安かったんですよ。
アイゼン blackdiamond セイバートゥース

 ブラックダイヤモンドの14本爪アイゼンです。
プラスチックブーツをチョイスした利点の一つとしてワンタッチアイゼンが使えることがあげられます。

 このアイゼンは装着が非常に楽で20秒もあれば両足に装着が可能です。最大の特徴は14本爪ということですが12本爪を使ったことがないので残念ながら比較はできません。

 そんなことはどうでもよく、僕が買った次のシーズンにフルモデルチェンジし、お値段そのままで素材やロック方法など大幅グレードアップしたのが悔しいやら悔しくないやら。
スキー ロシニョール フリートレック

 スキーなんてしたことなかったのに、「スキーがあれば下山が楽じゃん!」なんて考えて衝動買いしました。

 当然、そんな素人がいきなり山スキーなどできるはずもなく、履いて登って担いで降りるという新しいスタイルの山スキーを開拓してしまいました。

 もっぱらゲレンデで使っています。。。
スノーシュー MSR デナリアセント

 ワカンより浮力があって楽だろうと思い購入したのですが、雪面に蹴り込みができない弱点はいかんともしがたくあまり出番がありません。

 テントを張る前の整地作業で雪面を平らにするのに役立ったくらいです。

 なんて辛口なことを書いてますが、なんとなく所有欲を満足させてくれる一品だったりします。
ビーコン マムート バリフォックス

 コレがすごいんですよ。
性能とかじゃなくて値段がスゴイんです。
定価は51450円なんだけど僕が買った値段は21000円なんですよ。ビーコンはどこの登山用品店でもほとんど値引きはないのに、このビーコンはなななんと6割引!めっちゃ掘り出し物でした。

 性能のほうも上々で距離によって自動的にアナログモードとデジタルモードの切り替えをしてくれます。しかもとても操作が分かりやすいので、初めてのビーコン練習でも速攻で埋めたビーコンを発見することができました。

 ただ表示部が液晶ということで厳寒期の探索時には液晶が数分で壊れるのではないかと心配しています。

 まぁ安かったしいいか。
ゾンデ blackdiamond スーパーツアー

 ブラックダイヤモンドのスーパーツアープローブです。

 ゾンデのベストサイズは3mといわれていますが、このゾンデの長さは2.65mです。軽量化を狙ったわけではなく季節外れに買ったのでこの長さしか置いてなかったんです。

 僕はこの長さのゾンデですが、一緒に山に入る人には3mのゾンデを持ってもらいたいですね(ろくでなし)
スコップ レッドバッド

 もともとスコップはブラックダイヤモンドのリンクスという頑丈で重たいスコップを使っていたのですが、そのスコップを彼女にプレゼントしたのでかわりにこのスコップを買いました。

 どうでもいいですが彼女にスコップをプレゼントする男ってのもなかなかアレですね。

 このスコップはピッケルに装着して使うのですが、シモンのピッケルとの相性が非常によく固めの雪でもなんとか掘ることができます。
 しかし、デブリに埋まった相方を掘り出すことは無理と思われるので単独行専用で使おうと思っています。

 彼女に3mのゾンデと丈夫なスコップを持たせようとしてるのに、自分は2.65mのゾンデとこの貧弱なスコップじゃあまりにも鬼畜です。

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