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行程
金剛山登山口→黒トガ谷林道→カトラ谷→金剛山山頂→湧出山山頂→ちはや園地→社務所前→カトラ谷→金剛山登山口
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チビ滝
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登山を始めてから早2ヶ月、そろそろ山にもなれてきたのでハイキングコース以外のルートを歩こうと思い、金剛山カトラ谷ルートへ行ってきました。
ホントは、大峰山地の大普賢岳に行くつもりで、アイゼンやらスパッツやらを前日の晩に用意してたんだけど、ネット上で見つけた大普賢岳の山行記録を読んで、あっさりと今の自分には無理とあきらめました(偉)
だってさぁ、めっちゃ高い梯子とか、鎖をつたって登っていかないといけない場所があるなんて、高所恐怖症の僕には絶対無理です(涙)
どのくらい高所恐怖症かというと、
「観覧車に乗ろうよ♪」
なんて彼女に誘われた瞬間に、失禁するほどの高所恐怖症です。
大昔に登った八剣山でも、高さ50mくらいの絶壁にアルミの脚立を橋のように渡してるところがあったんだけど、そこを渡りながら、
「いっそのこと、殺してください」
なんて念じながら渡った記憶があるくらいです。
手すりなんかないし、脚立はグラグラしてるし、下を見たら股の間から遥か下を流れる弥山川が見えちゃうしで、生きた心地がしませんでした。
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アスレチック
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そんなわけで、あっさりと大普賢岳はあきらめ、金剛山のカトラ谷ルートを歩いてきたってワケです。
登山口からサクッと林道を歩き、カトラ谷へ。何度も沢を跨ぎながら山頂を目指します。途中、右の写真のようなアスレチックチックなところも登って行きます。なにげに梯子なんかが掛けられていて、まさしくアスレチックです。
岩の上を歩いたり、沢を飛び越えたり、ロープを伝ってチビ壁を乗り越えたり、キジ撃ちしたりで、とても変化のある山登りを楽しめるルートです。
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奈落
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ってな感じで、最初は楽しんでたんだけど、そのうち沢からやや高度を上げ、真下に沢を見下ろすように歩いていくと、なななんと道が途中でなくなってるではありませんか!
登山道がすっぱりと谷底へ消えてなくなってる・・・(涙)
っていうか、ネットで下調べしてたから途中で道が崩落してるのは知ってたんだけどね(w
崖の上から、頼りなく垂れ下がるロープを掴んで崖崩れ地点を登るんだけど、高所恐怖症の僕には十二分に怖い場所でした。
正直、もう2度とこんなところには来たくない!と思いましたよマジで!
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大台ケ原風味
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沢を登りつめ、まるで大台ケ原のような広場を越えると最後の急登になります。
ここを10歩登っては休憩、5歩登っては息つぎしながら登ればようやく山頂。
いつものハイキングコースと違い、ほんのちょっぴり達成感を感じることが出来る登山でした♪ |
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湧出山山頂経由で某所までテロテロ歩き、お目当てのカタクリにご対面♪
カタクリの咲いている場所を「某所」としたのは、最近盗掘が増えているからです。まぁ、上に今回歩いたルートを書いてるからバレバレだろうけどね(笑)っていうか、ガイドブックにも載っているようなところなのでワザワザ隠すこともないんだけどね(w |
カタクリ
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カタクリ三重奏
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カタクリ乱舞
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カタクリと戯れ、ランランルンルン気分、あとは下山するだけ。
そんなこんなで、下山ルートをどこにするか考える。
金剛登山口にバイクを止めているため、考えられるルートは3本。
・登山本道・・・・・・階段ばかりでつまらない
・黒トガ谷ルート・・・変化ありのルートで大好きなルート♪
・カトラ谷ルート・・・あの崖崩れ地点をくだるなんて論外です!
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水場で休憩
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なんて、考えたのだけど
「あの崖を降れないくらいじゃ、いつまでたっても憧れの大普賢岳にはいけないぞ!」
と、勇気を奮い立たせて再びカトラ谷ルートへ。
サクサクっと沢をくだり、水場で記念撮影なんかしながら例の崖崩れの場所へ。
ロープにつかまり、後ろ向きに足を伸ばし、適当な出っ張りに足を掛けながらゆっくりゆっくりと下っていっていたその時!!
「んがっ!!足がどこにも届きません!!」
とロープにぶら下がって、イモムシ状態に!
必死で足場を探しても、見えるのはパックリと口をあけた谷底だけ(涙)
ロープにぶら下がったままニッチもサッチも行かない。
もし、ここで神様が現れて一生に一度の願いを叶えてあげる、と言われたならば、僕は富や名声ではなく、
「適当なところに足場を一つ作ってください♪」
とお願いしたと思います。
永遠とも思えるほど長い時間でしたが、神様に願いが通じたのか、適当な足場が見つかり崖崩れ地点を何とか通過できました。
無事に沢をくだり、林道に入った瞬間、これまでの山行では味わえなかった達成感を感じることが出来ました♪
最後に、一応正直に書いときますが、僕が地震雷火事オヤジ以上に恐れたカトラ谷ルートですが、地元では小学生の遠足コースとして使われております。
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