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行程
5/5
天川村川合→栃尾辻→頂仙岳→狼平
5/6
狼平→八経ヶ岳→弥山→狼平→頂仙岳→栃尾辻→天川村川合 |
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5月5日
結局一睡も出来なかった。
旅なんてこれまでに何十何百もこなしてきているのに、相変わらず出発前夜は寝付けない。
八経ヶ岳に登るぐらいのことでワクワクして眠れないなんて、いい歳して子供とかわらない。
それとも17年ぶりにあの山に帰れるという懐かしさで眠れなかったのだろうか?
そんな子供じみた自分に苦笑いをしながら炒れたてのコーヒーを口にした。
一晩中電源を落とすことのなかったPCに向かい、「万一の場合捜索不要」と書き込んだ登山届をプリントアウトする。
登山届を乱暴にポケットに押し込み、
「さて、出発するか」
と柱に立てかけたザックを背負った。
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濃いガスに包まれる
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ちょ〜と待ったぁ!
徹夜明けは100%の確率でお腹を壊すので、先手を打ってロペミンという超強力下痢止めを飲んでおく。これ常識。
下痢をする前に下痢止めを飲む。怪我をする前にバンソウコウを張る。寝る前に起きる。先手先手が単独行で自分を守る秘訣です(嘘)
そんなこんなで、寝不足のままバイクに跨り、ブブブーンと大阪を出発。
思ったとおり、道の駅黒滝でゲリ
予想どおり、天川村観光案内所でゲリ
狙ったように、天川村役場横グランドトイレでゲリ
先に進めましぇん(;´д`)
登山道に入り登り始めると先制攻撃の必殺ロペミンが効いてきたのか、ようやくゲリが止まった。
しかし、ゲリが止まったかと思うと、今度は睡魔が襲ってくる(涙)
「栃尾辻の避難小屋に着いたら絶対に寝よう。」と心に決めモソモソと登っていく。
濃いガスに包まれ幻想的な森の中を眠い目をこすりながら登っていき、約3時間で栃尾辻に到着。
とりあえず、行動食をバームで流し込み昼寝をしようと避難小屋を覗いた。
「きっ、きたない。。。」
これまで500泊以上野宿をしてきたが、こんな汚い昼寝スポットはみたことない!ってくらい汚い。
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狼平小屋とぐり〜ん♪小屋
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あまりの汚さに思わず目が覚めてしまい。結局昼寝はオアズケで狼平を目指した。
退屈な山道を2時間ほど歩き15時に狼平に到着。
サクッとツェルトを張り荷物を押し込む。
前回、葛城山でツェルトを張った時は素人丸出しで居住性0点だったが、今回は右の写真のように立木とステッキを使い居住性100点のツェルトを設営♪
狼平の避難小屋もすいていたけど避難小屋で寝るくらいならツェルトで寝たほうが他人に干渉されない分快適だ。
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弥山川の渓谷
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一息つき昼寝でもしようかと思ったが、すっかり目が覚めてしまい、やることがなくなってしまった。
明日は地図に載っていない、弥山川源流部を遡る八経ヶ岳直登ルートを登る予定なので
「明日のバリエーションルートのために弥山川でトレーニングをしよう♪」
と決め弥山川を河原小屋方面へ降っていった。
飛び石伝いに川を渡ったり、鎖を伝って岩場を越えたりして楽しいルートだ。
「17年前はここから登ってきたんだよなぁ」と何か感慨深いものがある。
空身という事もあり難所も難なく抜ける。
難なく抜けるどころか思わずスキップをしたり走りながら難所を抜けてみたりする。
「もしかしたら、俺は沢登りの天才かも
( ̄□ ̄;)!!」
あまりの身軽さに自分にウットリする。
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弥山川最後の鎖場
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しかし、登山届には「万一の場合捜索不要」って書いちゃってるし、この弥山川ルートを歩くのは予定外のことだし、山ではこうやって自惚れていくヤツが真っ先に死んでいくんだろうし、ということでスキップは止めておくことにした(w
あまりにサクサク進めるので、そのまま河原小屋まで行こうかとも思ったが、ヘッドランプを持ってきていないので時間的にこれ以上は先に進むのは危険と思い、途中で引き返すことにした。
弥山川最後の鎖場を抜け、無事に狼平に戻った。
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落日
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ツェルトに戻り、夕日を見ながらラーメンを食べた。
食事の後、寝袋を敷いて横になると、あっという間に意識が薄れていく。やっぱり疲れてたんだなぁ・・・zzz
人の話し声で目が覚めた。
時計を見ると23時だった。
山の時間は平地とは違った流れで流れている、山での11時は下界でいうと夜中の2時くらいにあたる。
しかし、ゴールデンウィークの山行なので深夜に語り合うような非常識な人がいるのはしょうがないと、怒りも起きない。
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快適なツェルト内
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徹夜明けでやっと眠れたのにもかかわらず、すっかり目が覚めてしまった。
しかたなくザックの中からMDウォークマンを取り出し音楽を聴く。
っていうか、なんでMDウォークマンが入ってんねん!と入れた覚えがないものが入っていて思わず笑ってしまう。
まさかと思いザックをひっくり返してみると、普段は飲まないのに酒が入っていたり、オツマミが入っていたり、本が何冊か入っていたり、と深夜の退屈しのぎグッズが山ほど入っていた。
おそらく前回のボッカトレの時に適当にザックに詰め込んだオモシだろう(w
鹿の鳴き声を間近に聞きながら、本を読み酒を飲む。至高の時だ。
ツェルトから顔を出し夜空を見上げる。
残念ながら曇っていて星は見えなかった。
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