alone in the mountain
大台台原ハイキング大作戦
     2002/06/02
     メンバー 避難小屋の人々
     天候 晴れ
     山域 台高山脈(奈良県・三重県)



行程
大台台原駐車場→道に迷う消息不明大量遭難→大蛇ー→大台ケ原駐車場



レスキュー講習

 生まれて初めて大勢で山歩きをすることになりました。しかも、一緒に歩く人たちは一人を除いてみな初対面です。

 見栄を張ることに人生の大半のパワーを使っている僕が、「初対面の方々に無様な格好を見せることは出来ない!」と考えるのは当然の成り行きでした。

 まったく関係のない話ですが、僕は「成り行き」という言葉がとても嫌いです。
突然の急落にビビッて「成行売り」で売却したダイエー株が売った瞬間に高騰し始めたあの日の出来事がトラウマになっているのでしょうか。


撮ります
 ツライ思い出は忘れて話を戻しましょう。

 山行予定日までの一週間を
「大台ケ原で見栄を張ろう強化週間」
と名付け、星飛馬もビックリしちゃうほどのトレーニングを自分に課すことにしました。


 まずは山行当日までにナントカしたい点を2つ書き出しました。

・体力&心肺機能の強化
・中年太りのウエストサイズ10センチ減


 まずは、体力&心肺機能アップのため徹底的に走りこむ事を決めジョギングシューズを購入、家の周りをゼェゼェハァハァと変質者のように喘ぎながら走りました。
そして、ジョギングの後はガンジス川の洗濯のごとくエアロステッパーを踏み倒しました。エアロステッパーのオイルダンパーが熱ダレして、踏み込んでもまったく抵抗がなくなってしまうくらい踏み倒しました。
これで脚力と心肺機能は無問題のはずです。

徹底的に撮ります
 最大の問題は中年太りのウエストです。とりあえず山行前日まで炭水化物の摂取を最低限に抑えカロリー制限をしました。そして暇さえあれば何かに取り憑かれたように腹筋をしました。
有酸素運動に無酸素運動、マッサージまでして徹底的にお腹の脂肪細胞を痛めつけました。

 サランラップダイエットの実行も考えましたが、テカテカ光った自分の醜いお腹を見たくなかったので、それだけはやめておくことにしました。

親の仇のごとく撮りまくります


 見栄の為だけにここまでやってしまう、そんな自分の生き様にホレボレします。


 そんな虚栄心のみによって支えられてきた努力でしたが、山行当日になって自分の脂肪に対する認識の甘さに思わず声を出さずにはいられませんでした。

 「たった一週間でウエストサイズ10センチ減なんて不可能じゃん!」

 そりゃそうです、たった一週間でウエストサイズが10センチも細くなったら
「ダイエット成功♪」と喜ぶよりも
「オレって命にかかわる病気にかかったっぽくない?ねえ先生?」
と心配するほうが生命体として正しい思考です。


 ちなみに僕はつい最近まで体脂肪率が29%もありました。
体脂肪率29%というのは平均的な成人男子の倍の数値です。

エベレストを10往復したって枯れやしないほどの脂肪蓄積量です。
1リットルの水を100万回沸騰させれるほどの脂肪蓄積量です。
インドとパキスタンを一夜にして焦土と化せるほどの脂肪蓄積量です。

 そんな大量の脂肪をたった一週間で燃やし尽くそうなんて最初から無理な話でした。
それを可能にする究極のダイエット方法を生み出してしまったら、TびぃCかス○ムビューティーハウスあたりにヤリ手の刺客を送り込まれたことでしょう。
そういった意味では痩せれなくて命拾いしたとも言えるかもしれません。
シカさん
 そんなことはどうでもいいんです。
もう出発の時間なんです。
このままでは中年太りがバレてしまうのです。
これは見栄張りの僕にとっては死活問題なのです。

 ダイエットが無理ならば、別の新しい作戦を考えなければなりません。
IQ1300の頭脳をフル回転させて、「服装で中年太りをゴマカセ作戦」を考えだし即実行です。

 幸い僕は着痩せするタイプです。
これを利用しない手はありません。

なりやん決死の撮影
 中年太りを隠すにはTシャツの上にダブッとした上着を着て、ズボンの外に上着の裾を出すというのがベストな着こなしです。
間違っても上着の裾をズボンの中に入れるなんて事をしてはいけません。そんなことをしたらベルトの上に肉の帯が出来てしまいます。
同じ理由でザックのウエストベルトをきつく締めるのも自殺行為です。
どんなにザックが重たくても肩ベルトだけで背負うのがセオリーです。

 また、どんなに暑くても上着を脱いでTシャツ一枚になってはいけません。
そんなことをしてしまうと、薄いTシャツにお腹のラインがクッキリと描き出され、これまでの涙ぐましい努力がすべて無駄になってしまいます。
歩き始めると重ね着のため暑苦しいかもしれませんが、飛び出したお腹を隠すためには、それくらいの苦痛には耐えなければなりません。

 出発直前に見た天気予報の予想最高気温が約30℃だったことはこの際見なかったことにします。




 なんだか、前置きがとてつもなく長くなってしまいましたね。
こんなに長時間タイピングしているのに、いまだに大台ケ原の駐車場にすらたどり着いていません。

大蛇ー
 このままの調子で下山までの山行記を書いてしまうとファイルサイズが1ギガを超えてしまいそうな勢いですので、山行の詳しい内容を知りたい方は、こちらこちらまたはこちらのサイトに行けば詳細がわかるかもしれません。

 リンク先で該当山行記を探し出せなかった方は、このページの写真を見ながら適当に想像しちゃってくださいね。


 


最後になりましたが今回の
「中年太りと体力不足を誤魔化そう大作戦」の結果です。



大成功!!
みなさん、徹底的に騙され続けてましたよ。
みなさん口をそろえて
「ぐり〜ん♪って全然太ってないじゃん」
なんて言ってましたYO!


シガさん決死の「命」

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