alone in the mountain
メルヘンを探して
     2003/04/19
     メンバー あいちゃん ぐり〜ん♪
     天候 くもりのち雨
     山域 某山地(大阪)


行程
幻の登山口→バイケイソウの谷→霧の山→ウサギの道→カタクリの地→滑り台の坂→幻の登山口
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 今回の山行は、なななんとぐり〜ん♪君は女性と二人だけで山に登ってきたんですよぉ。彼女がいた頃には考えられない行動パターンですなぁ。

 普段の単独山行では、適当に山に登って適当にキジ撃ちをして適当に山を汚して適当に下山してくるというのが僕のいつもの山行パターンなんですが、女性と二人きりで山に登る時にそんな下品な山行は出来ません。出来るはずがありません。

 だから出発前に下痢止めを規定量の2倍飲んだんです(w

ニリンソウ
ジロボウエンゴサク
 タイトルが「メルヘンを探して」なのになんだか話がウンチョチックな方向に進んでしまってますね・・・。

 いつも後先を考えずに文章を書きなぐるだけなので、まったくメルヘンチックな山行記にならないかもしれませんが、まぁ最後までお付き合いください。

 そんなわけで、今週はメルヘン山行なんです。
どのへんがメルヘンかって?

 まずは行程がメルヘンです。
上にも書いてるけど、
「幻の登山口→バイケイソウの谷→霧の山→ウサギの道→カタクリの地→滑り台の坂→幻の登山口」
こんな具合です。
んもぉ、これはメルヘンですね。
不思議の国のアリスが迷い込んじゃっても絵になりそうなくらいメルヘンですね。

サイコクサバノオ
ミヤマカタバミ
 まぁ実際のところは、稀少な天然植物の写真がいくつか入ってるので詳しい場所を書けないだけなんですけどね。詳しい場所を書いてしまったら花泥棒に根こそぎやられちゃいますからね・・・。

 これらの植物が自生している場所を詳しく知りたい人は僕の昔の彼女とヨリを戻させてくれたらいくらでも教えます。場所を教えるどころか根こそぎ掘りおこして、すべてプレゼントいたします。

 どんな稀少植物だって、オレ様のエゴの前ではただのペンペン草です。

あいちゃん撮影中
休憩中(画像修正済)
 ああ、今回もまた時間軸のない山行記になってきましたねぇ。
まぁ、どうせここを読む人も僕の山行記にデータ的なものは期待してないでしょうから問答無用でこのまま進めさせてもらいます。

 一緒に山に登ったあいちゃんなんですが、もうホントにスゴイです。
なにがスゴイって花の知識がスゴイ。僕から見ればただの雑草にしかみえないような花の名前まで知ってます。その知識をいやな顔をせず、僕のようなガサツな人間にひとつひとつ教えてくれます。

 そうやって花の名前を教わりながら山を登りました。
道ばたに咲く一輪の花の名前を覚えるような生き方、そんなふうに心にゆとりを持った生き方をしていきたいなぁと思った一日でした。


 そんな彼女の協力もあり、今回は花の写真が満載なんですね。

エイリアン
つぼみのヤマシャクヤク

 雨の中、山を下っていたら突然目の前を灰色の毛むくじゃらな物体が僕らの前を横切りました。

 なななんだ!?

 と、その動く物体をよく見ると手のひらに乗るくらいの小さな小さな野ウサギでした。ポケットに入れて連れて帰りたいくらいカワイイカワイイ子ウサギでした。
 そのウサギを見たあとは、二人とも癒されまくってずっとニコニコでした(癒)

 左のイラストはどう見てもウサギじゃないですが、あまり小さなことにはこだわらないでくださいね。

雨に濡れるカタクリ
自生カタクリ群生
 あいちゃんのスパイ活動によって仕入れられた情報をもとに自生カタクリが咲くという場所へいくと、そこは見事なまでに一面カタクリの花が(感涙)

 カタクリの花は雨の日には花を閉じ雨がやむまでじっと耐えているいう、あいちゃんの言葉通り、雨に濡れるカタクリは花を閉じ冷たい雨に耐えていました。

 カタクリの花の、そんな可憐さと、けなげさと、自然が与えた不思議なメカニズムに感動と驚愕を覚えました。こんな小さな花にも、命があって必死で生きようとしているんだなぁと、ごくあたりまえのことに心の底から感動できました。

 そんな感動を与えてくれたあいちゃんに感謝です。

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