alone in the mountain
ひと(大台ケ原)
     2003/04/27
     メンバー たくさん
     天候 くもりのち晴れ
     山域 大台ケ原(奈良・三重)


行程
大台ケ原駐車場→日出ヶ岳→尾鷲辻→大蛇ー→シオカラ谷→大台ケ原大駐車場
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 一人が好きだ。

 山に限らずどんな時でも一人でいるのが好きだ。 だからこの歳になっても車には乗らずに一人で移動するための乗り物であるバイクに乗りつづけている。

 とくに山は一人がいい。
誰にも頼ることなく自分の力だけで目指す頂に辿り着くという行為は何ものにも変えがたい快楽だ。

 もともと、人付き合いは苦手なほうだ。子供の頃から人見知りが激しかった。他人に心を開かず、自分で作ったオリに閉じこもって生きてきた。友人と呼べる人間は何人かいたが、今はその友人達とも会うことはなくなった。

軍団がゆく
 例えば明日、結婚式を挙げるとしても僕にはそこに招待する友人はいない。別にその事を悲しみはしないし、寂しいとも思わない。

 僕は一人が好きだから。

プチ雪渓

 そんなこんなでシリアスに始まった山行記ですが、冒頭で書いたことをすべて無意味にしてしまうほど今回は大勢でのハイキングとなりました♪ほんでもってめっちゃ楽しかったです(w

延々と続く木道
立ち枯れ

 大勢で山に登ると、とても楽をできる事があります。
それは何かというと、山行記を書かなくてよいということです。そりゃもうラクチンです。


  今回の登山の詳しい内容はこことかここ、もしくはこのあたりここを見ておけば登山の全貌が見えます。


 こう書いておけば、もう山行記の完成です。2行で完成です。手抜きです、インチキです、分かってます。でも人間は楽をするところから進歩や技術革新が始まるのです。
 さぁ、同行者達よ!僕のために山行記をはやく書きあげてください。
(;´д`)

奈良県から海が!
快晴の大台ケ原

 そんなこんなで詳しいルートや移動時間は他の方にお任せして、僕の山行記では同行者の方々の紹介をしておきましょう。

kayoさん
  めっちゃ綺麗です(愛)ほんでもってめっちゃ若いです。19歳の娘さんがいるようには見えません。お子さんであるアッキーとの仲の良さは見ていてとても心が癒されました。親子っていいもんだなぁと素直にそう思えました。次回は娘さんも連れてきてくださいね(祈)

アッキー
 kayoさんのお子さん♪一見秀才少年のようですが、めっちゃヤンチャです。だけど甘えん坊で恥ずかしがりやな一面も。温泉に置いてあった落書帳に一生懸命に文章を書いている姿が印象的でした。何を書いていたのか読ませてくれなかったけど、彼にとって今日という日が忘れられない1ページになればと思います。

toshiさん
  才色兼備とはこの人のための言葉。中国語を喋れるそうです。子供のためにDiorのレインウェアを持ってくるカッチョイイ人です。今時の母親には珍しくしっかりと子供たちをしつけてました。でも子供たちは母親のしつけ攻撃に負けずにやんちゃぶりを発揮していて、とてもいいバランスの親子でした♪

2号
 toshiさんのお子さん♪乗り物には弱いが、歩くペースは大人以上です。息も切らさずに大人たちをゴボウ抜きしていく姿は感動すら覚えました。きっと、とても負けず嫌いな性格なのでしょうね♪
 
4号
 toshiさんのお子さん♪こりゃまたやんちゃです。この子も歩くペースが大人以上で、兄弟そろって恐ろしいほどの健脚です。足も達者だけど口も達者でした(笑)今は子供から少年に生まれ変わっていっている最中のような感じがしました。

鹿
チビッコ軍団とママ軍団と鹿

ふうまさん
 光の魔術師。ふうまさんが撮影しているのを観察していると普通の人とはまったく違った目線で撮影しているのがはっきり分かります。こういう人を天才って言うんだろうなぁ。プロを含めてもハッとする写真を撮れる人って少ないけど、ふうまさんはその数少ない写真家の中の一人だと思います。間違いなくその世界で食べていける人でしょうね。

こてつさん
 僕の60Lザックよりはるかに重いデイパックを背負う謎の人。あのデイパックの中にはいったい何が入っていたのか・・・。今も気になって仕方ありません。いかにも山男という風貌ですが、家ではシマリスを飼っているという愛すべきキャラクターです。

なごP
 階段だろうがガレ場だろうが、平地と同じスピードで歩きつづけるタフな人。渓流釣りが趣味のようで、どんなところでもサクッと一匹釣り上げる腕を持っているような気がします(謎)あと、いろんな意味で釣りがうまそうです(謎)あまり書くと谷底に沈められそうなのでこのくらいにしときます。

あいP
 今回の山行で唯一過去にも一緒に登った事のある女性。 いい意味でマイペースで見ていてとても気持ちのいい人です。向上心にあふれる人で、今はダイエットと基礎体力の向上を目指して毎日努力しているようです。晩御飯がアミノバイタルだけという話を聞くと、なんだかもらい泣きしちゃいそうです(w

ぐり〜ん♪
 オレ、オレ様。寂しがり屋で、お人好し、気前がよくて、優しくて、だけどちょいとお茶目な永遠の17歳です。文句あっかコノヤロウ。


 こんな感じのメンバーで大台ケ原を歩いてきました。
それぞれのキャラクターを知ったうえで、他の方の山行記を読むとより深みがまして味わいが出るかもしれません。
 そんなこんなを踏まえてこことかこことかここここに行ってみて該当のページを探してみて山行記を読んでみて下さいね。

 あ〜、今回は山行記を書かなくてすんで楽が出来ました(w

大蛇ー
シオカラ谷
   
 登山が終わり、小処温泉へ。
周りに人がいない事をいいことに、チビッコ軍団と暴れまくった。お湯を掛け合ったり、頭から水をぶっ掛けたり、誰が一番長く潜れるか競争したり。

 子供って不思議だな。一緒にいるだけで心が澄んでくる。複雑な人間関係や、行き詰まった仕事の事なんか知らないうちに忘れてしまって、少年の頃の自分がいつのまにか顔を出している。



 一人が好きだ。

 旅をするのも、山に登るのも一人がいい。
でも、 一人が好きだけど僕は人が嫌いなんじゃない。
人が好きだからこそ僕は一人が好きなんだ。
それは少し矛盾した事かもしれないけど、それが僕の純粋な気持ちだ。

 そんな、些細な事だけどとても大切な事を子供たちに教えてもらった一日だった。


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