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行程
8/19
新穂高温泉(テント泊)
8/20
新穂高温泉→笠新道→笠ヶ岳(テント泊)
8/21
笠ヶ岳→弓折岳→双六岳(テント泊)
8/22
双六岳→縦沢岳→西鎌尾根→槍ヶ岳(テント泊)
8/23
槍ヶ岳→槍平→白出沢→新穂高温泉 |
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8/22 夢の槍ヶ岳
また高山病にかかるんじゃないかと脅えながら眠りについたのですが、目覚めてみると頭痛も吐き気もなく、久しぶりのスバラシイ目覚めでした。ようやく高度順化が出来たようです。
しかし、山の神様は再び僕に試練を与えてきました。
その試練とは、ゲリです(;´д`)ウンチョです(;´д`)
まずは出発前に3回トイレへ。当然初日のようにプチ変装は欠かせません。っていうか、あんまりウンチョ話ばかりするのもアレなのでサラッと流しときますね。
3回のトイレで、なんとか歩けそうな状態になったので、まずは樅沢岳を目指して登っていきました。
振り返ると昨日歩いた稜線や、双六岳の優しい姿が早朝の光に美しく照らせれとてもキレイでした。
樅沢岳のピークを踏み、硫黄乗越に向かう途中でまたお腹が痛くなりました。しかし、すぐに最高のキジ撃ちポイントが見つかりキジ撃ち実行。岩に囲まれ登山道からは完全に隠れる形でキジ撃ちができ、とても爽快でした(愛)
その後、もう一度お腹が痛くなったのですが、その時はいいキジ撃ちポイントがなく脂汗全開でした。非常事態だったので結局登山道脇で快速キジ撃ちを実行し事なきを得ましたが、もし最中に人が歩いて来たら一生お婿に行けなくなるとこでした。
まぁ、結婚願望なんて微塵もないんですけどね(w
そんなこんなで、僕のウンチョで西鎌尾根を汚しながら千丈乗越を越え、飛騨沢のカール地形に感動しながら槍の肩を目指しました。ザレ場の急登で苦労しましたが、身体のほうはすっかり高度順化が出来ていたので息が切れることもなく順調に高度を稼ぐことが出来ました。
前日、前々日とコースタイムの1.5倍近くの時間を要していましたが、本日はコースタイムの8掛けくらいで歩けとても順調でした。まぁ、コースタイムなんてただの目安であって、あまり気にしすぎるのもどうかと思いますが、やはり多少は気になっちゃうものなんですよね。
そんなこんなで槍の肩に到着し、まずはテントを張る為に槍ヶ岳山荘に受付に行きました。
そして僕はここで恋に落ちることになります。
あのね、テント場の受付をやってる女の子がめちゃめちゃカワイかったんですよ(愛)んもう、理想通りの丸顔でさぁ。なんだか素朴な感じもするしさぁ。もう、一瞬で僕は恋に落ちましたね。
そりゃもう勢いで告白しちゃおうかなとも思いましたが、万が一、二人が恋に落ちたとしても、高所に弱い僕の体質では僕は高山病になりっぱなしで愛をはぐくむことは出来ないでしょうし、万が一、二人が恋に落ちたとしても、長距離恋愛だし公共の交通機関なんてないから会いに来るたびにヘリをチャーターしないといけないし、万が一、二人が恋に落ちたとしても、デートをする場所は槍の穂先くらいしかないので、ここは男らしく身を引くことにしました。
ハートブレイクヤリガタケ(涙)
槍の肩にテントを張り、必要最低限の荷物だけをサブザックに詰め、いよいよ憧れの槍の登頂を目指します。
中高年のおばちゃんが多く槍の穂先は渋滞しっぱなしだったんですが、とくに危険な場所や困難な場所もなく順調に山頂に向かって登っていくことが出来ました。
ものの本では高度感があって怖いなんて事も書かれていましたが高所恐怖症の僕でさえまったく恐怖心を感じることなく登ることが出来ました。岩のフリクションもとてもよく、登山靴で登ってもまったく無問題な岩でした。
途中、米軍のF-14が山頂上空を通過し、トップガンチックでめっちゃカッコよかったです。戦闘機も飛んでいましたがアゲハチョウも飛んでいたりしてなかなか賑やかな穂先でした。
で、気が付くといきなり山頂でした。
穂先の登りはもっと困難だと思っていたので、とても拍子抜けしちゃいました。
槍の肩までの道のりはお腹を壊したり高山病にかかったりしてとても大変でしたが、穂先自体の登りがあまりにも簡単だったため、登頂してもなんの感動もありませんでした(;´д`)
「あれ?もう着いちゃったの?もう終わり?」
それが、登頂時の感想でした。
ハシゴや鎖がなければもっと面白かっただろうになぁ。
しかし、山頂から見る北鎌尾根のまがまがしい姿や、刻々と姿を変える眼下の雲や、北アルプスの山々の美しい姿は、いくら見ても飽きることがなくかなり長時間山頂でたたずみました。
一度は高山病で諦めようと思った今回の縦走ですが、諦めずに槍ヶ岳まで来ることができ、本当によかったと思いました。
穂先からの降りも、渋滞気味だったのですが途中から渋滞待ちに耐え切れなくなり一般ルートから外れて自分でルートファインディングをしながら降りてきました。っていっても超短い距離なんだけどね(w
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テントに戻り千葉からきたお兄さんと話をしたり、コーヒーを飲んだり、スパゲティーを食べたり、友達に携帯メールを送信したりしたりしているうちに夕暮れが迫ってきました。
夕暮れ時は、僕が一日の中で一番好きな時間帯です。次のページではそんな僕の一番好きな時間帯の写真をご覧ください。 |
降臨 |
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