alone in the mountain
岩トレ12000円(蔵岩)

     2005/12/10
     メンバー 
ぐり〜ん単独
     天候 晴れ
     山域 和泉山地・槙尾山(大阪)



行程

12000円→蔵岩→槙尾山→12000円

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 バイクで槙尾山の蔵岩へ向かいました。

 バイクに乗るときはいつもバイク用のウェアを着るのですが、今日は山用のウェアでバイクにまたがり走り出しました。

 だけど山用のウェアはフードが付いていて、それが風をはらむのでとても走りにくいのです。

 今日は向かい風が強かったので時速80km/hも出すとフードが風で後ろに引っ張られて首が絞まり、息が出来なくなるような状態でした。

 これじゃまともに走れないなと思い、路肩に止まってフードをしまおうと思いました。路肩に止まろうと左ウインカーを出しバックミラーで後方を確認すると・・・赤色回転灯がクルクルクルクルと僕の後ろに・・・(;´д`)しかも僕のバイクのナンバーをどなっています。

 ここで、ぐりーんは考えました。
こっちは168馬力のモンスターバイク。最高速度は時速300kmを超える究極のバイク。後ろの覆面パトカーは2世代前のグロリア。まぁ、なんつーか楽勝で逃げきれます。正直グロリア程度じゃ相手にならない。

 僕はなんの取り得もない人間です。
仕事はミスばかりだし、山を登るのは遅いし、クライミングはいつまでたっても上達しません。そんな僕ですがひとつだけ人より勝る技術があります。

 その技術とは。そうですバイクのライディングテクニックです。そこらで「俺はバイクが上手いんだ!」と天狗になってるお兄ちゃん程度なら、たいてい瞬殺です。20年間バイクに乗っていて公道バトルで「負けた」ことは2回しかありません。後ろに張り付いて回転灯をクルクルまわしてマイクで何か言ってる覆面パトカーなんて全然敵じゃありません。

 当然、ここはアクセル全開で鼻歌混じりに覆面を振り切ろうと思いました。

 いくぜ!あばよ!ポリ公!
テメーラのテクじゃ俺を捕まえることなんて100年たっても無理だぜ!
まぁ頑張って精進しな!じゃーな!

 ところがスピードを上げようとした瞬間、山用ウェアのフードがさらに風を受け止め、僕の首を思いっきり絞めてしまったのです(>_<) なんつーか、嵐の中で首にパラシュートをひっかけているような状態。つーか、息が出来なくて死ぬ。

 戦意喪失であっさり御用。

 阪神高速で時速230km/hでパトカーを抜きまくっていた「和泉の黒い流星伝説」ここで終演。生まれて初めてパトカーごときに捕まる大失態で終焉。


  パトカーの中での会話。

おまわりさん 「一瞬加速したから逃げるのかと思ったよ」
ぐり〜ん♪   「そんなことしませんよぅ、ボク」
おまわりさん 「すごいバイクだね〜。300km/hくらいでるの?」
ぐり〜ん♪  「出したことないからわかりませんよぅ」
おまわりさん 「あのバイクは何馬力くらいあるの?」
ぐり〜ん♪  「ボクゥあんまり詳しくないから分からないです、へへへ」
おまわりさん 「じゃあ、これからは安全運転でね」
ぐり〜ん♪  「すいませんでした、お手数かけました、ゴメンなさいです」

  バイクに乗っていたときは威勢がよかったのにバイクから降りた瞬間、公僕の飼い犬状態の僕(;´д`)

 そしておまわりさんに解放されたあと、バイクにまたがりヘルメットをかぶったままパトカーのほうを振り返り
「次はフードなしのウェアで出直してから勝負だ!」
と、絶対聞こえない小さな声でつぶやいて山に向かいました(弱)

 結局、青キップを切られ罰金12000円となりました。
高くついた岩トレになってしまいました(;´д`)

青キップ・・・。


って、これじゃ全然山行記になってないやん・・・。

では前置きが長くなったので
岩トレ日記は手短に。


蔵岩に着いたらなごpがいました。
いきなりこんなとこで会ってびっくり。
ちょっとアノ件について探りを入れましたがはぐらかされました(秘)





エイト環はシモンのプチエイトを使っています。
小ぶりなエイト環なんですが
9mmザイル・シングルだとめっさ滑ります。
腰にザイルを押し付けないと
懸垂下降じゃなく自然落下になってしまいます(;´д`)





今日はアイゼンを履いて
フェースクライミングのトレーニングをしました。
岩の小さなデコボコにアイゼンの出っ歯を引っ掛けながら登ります。

アイゼンクライミング初心者のボクには
なかなか歯ごたえのあるトレーニングになりました。

っていうか、分厚い手袋をつけたら
全然登れません(;´д`)

そんなこんなですが
決死の撮影





トレーニングに熱中してたら蔵岩が夕日に染まって来ました。





最後のトライでA0せずに完登できました。
アイゼンで壁を登るときは
繊細さと度胸の両方がいるなって思いました。

2〜3mmのスタンスに前歯を乗せる繊細さと
アイゼンの爪を乗せてからはすべてを信じて
その2,3mmの岩角に立ちこむ度胸。

僕にはその両方がまだ欠けてるけど
年末までにはなんとか
最低限の技術を自分のモノにしたいです。




ついでだったので
槙尾山の山頂まで行ってきました。

最近は日が暮れるのが早くて
山をゆっくり楽しめないのがさみしいな。




降りてる途中で闇が迫ってきました。
テキトー登山者の僕は暗くなってから下山することが多いです。



そんなこんなで今回もパクリ構成でまとめてみました(w

つーか罰金12000円は痛いなぁ。。。
八ヶ岳までの往復バス代より高いじゃん。。。


おしまい

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