alone in the mountain
トンガリ山(鎧岳)

   2007/05/05
   メンバー 単独
   天候 曇り
   山域 室生火山群(奈良県)

行程

中小場→鎧岳→中小場



 山ってのはトンガってなんぼです。

 アルパインクライマーの聖地「剱岳」より、みんなのアイドル・トンガリ小僧の「槍ヶ岳」の方が好きです。アルプス最高峰「モンブラン」より、世界のトンガリ小僧「マッターホルン」でしょ、やっぱ。シャモニ針峰群なんてトンガリ軍団大集合でたまらんワケです。

 しかし、元三流クライマー、現在はジャンパー膝発症中で五流ハイカーの僕にはどれも遠い存在です。

 今の僕には夏の一般ルートからの槍ヶ岳ですら無事に降りてこられる自信はありません。

 だけどトンガリ山に登りたい!

 そんな僕のトンガリ欲求を満たすために今回選んだ山がこの山です。

 関西屈指のトンガリ小僧「鎧岳」です。


 どうです、このトンガリ具合!

 標高こそ893mと小粒ですがピリリと辛いこの山容!

 柱状節理の南壁を抱え込んだその姿にぐり〜んまいっちんぐ。


 だけど、姿はとんがってるけど登山道はまさにハイキング道で、急な登りなんてのも途中の30mくらいしかありません。その30mも手を使わずに登れる程度の傾斜なので、故障中の僕にはピッタリの山でした。

 今回の山行では、今の自分がどのくらい体力が落ちているかを計りたかったのでタイムを計ってみました。

 結果は標高差400mで一時間かかりました(;´д`)

 ガッツリ山に登っていた頃は一時間で標高差800mは登れていたので、その頃から比べると約半分の体力になっていました。

 それでも自分で思ってた以上のタイムだったので、なんだかんだで満足してます。


 山頂からの展望はあまり開けていないのですが、上の写真のように曽爾高原が近くに見えたり、下の写真のように眼下に美しい日本の景色が見えたりしました。


 展望はよくない山だったけど、はじめての山だったので何もかもが新鮮で、めっさ興奮しました。

 山頂では誰もいないのをいいことに加藤文太郎風に一人で万歳三唱なんてこともしてみたりしました(ハズイ)


 下りでは、膝に負担がかからないようゆっくりゆっくり下山してきました。

 途中で膝にピリリと違和感を感じましたが、なんとか無事に登山を終えることが出来ました。

 この文章を書いている今現在、右膝の違和感はまだ抜けませんが、痛みは特にないので2,3日安静にすれば回復しそうな感じです。


 今はまだ難しい山も、アルパインクライミングもできないけど、僕は僕なりに今登れる山を心から楽しんでいます。

 次はどこにいこうかなぁ〜♪


 
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