alone in the mountain
不運への回答(二上山)

   2009/7/8
   メンバー ぐり〜ん
   天候 曇り
   山域 金剛山地(大阪・奈良)

行程

7/8
登山口→鹿谷寺→二上山→登山口




 「泣きっ面に蜂」とはまさにこのことだろう。

 一ヶ月半ほど前から体調を崩して山に登れない日々を過ごしていた。


 不運は重なるものだ。


 最低な体調だったが、無理やりにでも山に登ろうと出かけた日に追突事故にあった。

 その事故で背骨にひずみが生じ、今は吐き気や痛みと戦っている。


 


 先生に山に登れるようになるまでどのくらいかかるか聞いてみた。

 その答えはこうだった。



 「2〜3ヶ月は絶対に無理だ。今は登山なんて言える身体じゃない。」




 肺だか気管支だかが痛いだけでも山への希望を失いそうなのに、背骨までイカレやがった。

 最近、立て続けに不運や不幸に見舞われる。

 まるで何か”大きな力”が、俺から山を奪おうとしているようだ。




 いいだろう、奪えるもんなら奪ってみろ。

 俺から山を奪おうとするその”大きな力”への回答はこうだ。








 何があっても登り続けてやる。

 お前が何をしてこようと登り続けてやる。

 この心臓の鼓動が止まっても挑み続けてやる。

 最後の細胞が渇死するまで挑み続けてやる。

 肉体が滅んでも魂がある限り挑み続けてやる。






 痛みと気持ち悪さに耐え切れず吐きまくった。

 悔しさからなのか、吐いているからなのかは分からなかったが、涙が止まらなかった。





 今年、目標にしている山へ登れる可能性はほとんどゼロだろう。

 そんなことはわかってる。

 だけど、絶対に諦めない。

 諦めない限り可能性が本当のゼロになることはない。






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